東京タワー オカンとボクと、時々、オトン DVD h20.2.22
今年度の日本アカデミー賞のほとんどの賞をとりました。
作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞など。
私はこの映画は見ていませんでした。
テレビドラマにもなったけど、それも見ていません。
実はこの大ベストセラーとなった小説を読もうとしたのですが、
1/3くらいの所で棒を折ってしまいました。
(私的にはあまり面白くなかったです)
で、その原作だからテレビも映画も
たいしたことないだろうと思って見なかったのですが、
アカデミー賞でこれだけの評価をされると言うことは、
きっと何かあると思って、DVDを借りてきて見ました。
泣けました。
朔太郎は母ものには弱いです。
特に息子が母に孝行をするという手のものは大の苦手で、
涙が自然にあふれてきます。
亡くなった自分の母を思いだし、もっと孝行をするんだったと。
「孝行をしようと思う時は親はなく」です。
感動をさせてもらいました。
母親役の樹木希林は、実にうまいですね。
最優秀主演女優賞は十分うなづけます。
というわけで、朔太郎的には、☆は3つ半でお薦めです。
リリー・フランキーは、「水10」というテレビのバライティ番組で
コメンテーターみたいなことをしていたので、知っていました。
なかなかウイットに富んだうまいコメントをする人だと思ったものです。
それからしばらくしてこの大ベストセラー<東京タワー>が出たので、
ある意味では納得をしていました。
でも、映画によれば、彼の活躍はその頃相当だったんですね、
私が知らないだけで……。
彼の自伝的小説です。
母の仕送りで美大を出たのに、東京で自堕落な生活を送っていた。
母の癌を知り、何とかしなければと思い直し、
頑張って仕事をすることで、生活基盤がなんとかできたので、
筑豊から母親を呼んで一緒に暮らすことになる。
夫の甲斐性なしのために、女の手一つで子供を育て、
苦労ばかりしてきたオカン。
そんなオカンを東京に引き取り一緒に暮らし、
東京見物をさせ、おいしいものを食べた。
そんな、「東京で過ごした一年で一生分の孝行をしてもらった」と
オカンが言ったこの言葉泣けます。
出演は、 オダギリジョー、 樹木希林、 内田也哉子
松たか子、小林薫です。
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