L change the World h20.3.9 半田コロナ
テレビの「デスノート」を見て、この映画をぜひ見たくなりました。
この映画の上映から、もうだいぶ経っていたけど、
それでも親子連れがや子供同士の客が結構入っていて、
この映画の人気の高さを示していました。
デスノートの<L>の死の前23日間を描いた
スピンオフ映画です。
なぜ、23日間なのかはデスノートの後編を見ればわかります。
タイの小さな村が謎の細菌によって全滅をします。
それを探っていたFBIの<F>は何者かによって殺されます。
殺される前に、わたりに助けを求めて来たことから
<L>の捜査が始まります。
この細菌は誰が何のためにばらまいたのか?
その謎を追って<L>は、日本の環境保護団体に行き着きます。
冒頭のタイの村での惨劇は、迫力と緊迫感があり、
ハリウッド映画の手法を思わせて期待させたが、
映画が進むにつれて、だんだんと安っぽくなっていったことが
ちょっとがっかり。
でも、それ以上に<L>の魅力が勝っていました。
謎の細菌兵器、それを使うのは地球の環境を保護するためであり、
それには、もう増えすぎた人間を抹殺するしかない。
この発想は、ちょっと現実的でない。
それよりも、細菌兵器の開発は、
金儲けのためと割り切った方が筋が通るのでは?
ただ、デスノートという、非現実的なものなのだから、
それもしかたないかな?(笑)
というわけで、朔的には☆は3つでお薦めです。
<L>のキャラクターの面白さと、それを演じた松山ケンイチのうまさ。
<L>をこれで終わらせるのはもったいない。
推理映画、それもパソコンや情報を駆使した
謎解きをする<L>の活躍が見たい。
なんとか<L>を死なせずにすませないのか?
それとも<バットマンビギンズ>のように、前へ前へと戻すこともありかな?
一人の天才では、この世の中は変えられない。
というラストの言葉が印象的でした。
|