20世紀少年 T

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 20世紀少年 h20.9.23 半田コロナ

 朔的には☆は3つ。
内容云々は別にして面白い映画でした。
「ともだちは誰か?」が唯一のそして、最大の関心事であるが、
それがわかりそうでわからない作り方が巧妙でした(*^_^*)。

 唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、宇梶剛士、
宮迫博之、研ナオコ、竹中直人、黒木瞳等、
出てくる俳優を見るだけでも十分楽しめたし、
またいろいろな場面に伏線があるので、
それを注意しながら見るのも面白いと思う。
 特に、主演のケンジ役の唐沢寿明はさわやかさで、
笑わせてくれました。

 ケンヂ(唐沢寿明)は、ロックスターを目指していたが、
挫折し今は実家のコンビニを継いでいた。
ある日小学校の同窓会で会った旧友から、
「ともだち」と呼ばれる教祖が率いる謎の教団が、
ケンヂが子供時代に作った「よげんの書」と
<友達のマーク>を使って、
次々に妖しげな事件を起こしていることを聞く。

 1969年、小学校時代の友達とケンジは秘密の隠れ家を作り、
そこにいろいろなものを持ち込み楽しんでいた。
このような隠れ家は私も経験があるので、
子供とはいつの時代でも、よく似たことをしているなあと思って見ていた。
その時にケンヂが友達と話したいた<よげんの書>と、
友情の印である<友達のマーク>が
謎の教団「ともだち」に利用されていた。

 謎の教団<ともだち>は、信者の数を急激に増やし
日本ばかりでなく世界征服をねらう悪の集団であった。
その世界征服計画は、<よげんの書>に
書かれていたことと全く同じであり、
世界各地で次々と奇怪な事件が起こっていく。
これをなんとかくい止めねば……。

 <よげんの書>には、世紀末に悪の組織が世界征服を企てるが
9人の戦士が立ち上がり、それを阻止するために闘うとあった。
その<よげんの書>の通り、ケンヂたちが立ち上がった。

 「ビッグコミックスピリッツ」で
約8年間連載された浦沢直樹原作で、
累計部数2000万部を売り上げた人気コミックの実写版である。
制作費は60億円で、
シリーズ3部作の今回はその第一部でプロローグとなっていて、
すべて次への続きを考えた構成で
この映画だけで完結することが
なにもなかったことが、残念でした。

 この映画の中に、常滑の相持院が出ていると聞いて、
さっそく常滑の句会の帰りに寄って写真を撮ってきました。
この写真の階段が、映画にあったシーンで、
その上にお寺があります。
なかなか落ち着いたたたずまいのお寺でした。
 

 

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