近距離恋愛

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近距離恋愛 h20.7.12 半田コロナ

 近距離恋愛を半田コロナで見てきました。
遠距離恋愛の反対語だと思いますが、なじみがないから
この映画の日本版のタイトルを考えた人の造語なのでしょう。

 朔的には☆は3つで、
恋愛ものを楽しみながら、軽く笑いたい人にお薦めです。

 幸せはどこにあると必死で探し回ったけど、どこにも見つからず、
本当に大事なものや幸せは自分身近に、ずっと前からあったという、
いわゆる「青い鳥」については、
いろいろな形で論じられたり、映じられたりしています。
 うまい話はないと分かっていても、
自分だけは大丈夫と、詐欺師にまんまと騙されるように、
この真理は分かっていても、なかなか気づかないものです(笑)。

 大学時代に偶然出会った二人、その後恋人とはならずに
10年も親友としてつき合っています。
お互いを分身のように感じながらも、同棲も結婚もしません。
プレイボーイでとっかえひっかえ女を変える
トム(パトリック・デンプシー)と、
仕事や人生に堅実なハンナ(ミシェル・モナハン)と、
対照的な性格の二人は、毎日のように会っていたけど、
ある日突然、ハンナが3週間スコットランドに出張することになり、
大きく人生が動き出して行きます。

 それによってトムは、ハンナが自分にとって
かけがえのない大事な人と分かるが、
出張が終わったハンナは、結婚相手を連れて帰ってきます。
それもパーフェクトの相手と……。
彼女のことを今さら好きだと言えないトムは
親友として結婚式の筆頭花嫁介添人に任命されてしまいます(笑)……。

 このラブコメ結構笑えます。
下ネタが多いけど、カラッとしていて明るく、嫌みがありません。
日常での下ネタは、日本人にはない感性や習慣ですが、
考えてみれば日本人でも、若い時はセックスの話題が中心の生活でした。
ただ、そのことを表だって言うか言わないかの違いだけです。

 この映画の秀逸はキスのうまさで、まるでキスの見本のようなものでした(*^_^*)。
私は高校生の頃、<キス読本>なるものを通信販売で買いました。
キスの経験がなかったので、キスとはどうしたらよいか分からなかったので、
恥ずかしい思いをしないためでした。
きっと世の中にはキスのコツがあるに違いないと思ったからです。
大いに期待したのですが、届いたのは薄っぺらい本
(あきらに騙されたとわかるもの)で、
ありきたりのことだけが書いてありました。

 まあ、キスなんて今になって思えばそんなもので、
頭でどうのこうの考えるものではなく、経験が一番です。
でも、その当時は経験する相手がいませんでした(^_^;)。

 それにしても、スコットランドの風習はすごいです。
結婚前の花嫁は、酒場に行って客からご祝儀をもらう代わりに、
見ず知らずの男と唇を重ねてキスをします。
ほっぺではなくて、唇ですよ、日本人の私には考えれません(^^;)

 彼女がいなくなることで、
全てのことがむなしく感じてしまう
仕事さえも、これが恋ですね(*^_^*)。
でもどんなに熱い恋もそれはいつか冷めますが……。

 話を2時間でも3時間でも限りなくできる人
一緒にいても苦にならない人が、私は好きです。
それでも結婚すれば嫌なことが目につきます。

 「結婚をする前は両目を開き、結婚したら片目をつむれ」と言われます。
さらに、私は結婚したら時には
両目をつぶることも大事だと思います(^^;)。

 そうかといって、結婚前に両目をあけて見ていると
永久に結婚できないかもしれません(*^_^*)。
結婚前はできるだけ多くの人とつき合うことが理想ですが、
現実はそれが無理ですから、
ある意味、結婚はギャンブルと同じですね。
いかに、有り金すべてすってしまった人が多いことか(*^_^*)。
 

 

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