結婚しようよ

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結婚しようよ h21.5.2 DVD

 朔的には☆は3つです。

 吉田拓郎の歌が随所に流れ、まるでミュージカルのようです。
拓郎ファン、そしてフォークソングが全盛の時代に
青春を送った人にはお薦めです。

 絵に書いたような理想の家族
こんな素晴らしい家族、日本にいるのかな(*^_^*)?
「晩ご飯は家族揃って、どんなことがあっても食べる」という父が決めたルール、
それを守るために仕事が終わると一目散に帰る父。
家で料理を作って待つ母、大学生の姉は学校が終われば
寄り道をせずに帰り、妹はバンド仲間との練習もそこそこに
晩ご飯の時間には家に帰ります。

 素直で明るい姉妹と美人の奥さん、勤勉で真面目な夫、
晩酌をする父、食卓を囲んでの楽しい語らいと、
人から見たらうらやましいような食卓風景が、
20年も続いていました。
しかし、そんな家族にも娘達が独り立ちする時がきます。

 姉は蕎麦屋で修行中の青年に恋し、
二人で店を出すために結婚を決意します。
妹はロックバンドのボーカルとして、
ライブハウスにデビューし、活動をしていくことになります。
そして、妻も自分の趣味を仕事にして、
精神的に独立したいと思っています。

 主人公の香取卓は、大学時代吉田拓郎に憧れ、
プロのミュージシャンを目指していましたが、
恋人の幸子(今の妻)が子供を流産したことから、
断念し、結婚後は不動産関係のサラリーマンとして真面目に働き、
幸子と家族を守るために、
「晩ご飯は一緒に食べる」というルールをつくり、
それを守り抜いてきました。

 振り返って見ると、自分はふがいない父親だったと思います。
父親としてやるべき、いろいろなものから逃げていました。
この映画を見て、そんな自分を恥ずかしく思う部分がたくさんありました。

  映画の中で言われた言葉<家庭には父の権威が必要>
<父は家族の壁になれ>この二つとも自分にはできませんでした(^^;)。

 映画のような素直で真っ直ぐな娘は、どうしたら育つのでしょうか?
私は、だめでした(^^;)。
でも、色々とあったけど、今は結果オーライでホットしています。
やはり、「蛙の子は蛙の子」ですね(*^_^*)。

 いろいろな場面で、ほろりとさせられ涙がこぼれました。
この映画、善人しかでてこないし、
こんな立派な家族なんてないよ(^^;)と、突っ込みを入れて
人はもっとしたたかで、汚れています(^^;)。
でも、こんな家族がないからこそ映画の世界だけでも、
描く必要があるかもしれません(^^;)。
 

 

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