ノウイング

映画の目次へ 

 

ノウイング h21.7.12 半田コロナ

 朔的には☆は3つです。
映画を見るまで題名のノウイングが
<knowing>であることを知りませんでした(^_^;)。

 <knowinng>とは、辞書を調べると
1  もの知りの,洞察力のある.
2  了解[承知](していること)を示す.
3  知りながらの,故意の.

 とありますが、映画を見た私の感じでは、
2が一番近いと思いますが、
それでも十分ではなく、
私は<知らされていた>あたりがいいのではないかと思います。

 では何が知らされていたのか?
それは人類が破滅する日です。

 50年前の小学校のタイムカプセルに入っていた暗号を
偶然手に入れた、宇宙物理学の大学教授ジョン(ニコラス・ケイジ)は、
その暗号が50年間に起こった大事故や
大惨事を示していることを突きとめます。
そして、そこから得た結論は人類の滅亡の日が
確実に近づいていることでした。

 地球が破壊され、人類が滅びてしまう、
これはSF映画のお決まりのパターンですが、
この映画では二人の子供を残して、最後に全員死んでしまいます。
これにはびっくりしました(*^_^*)。

 地球最後の日に、この二人の子供は、
宇宙船で宇宙のどこかへ運ばれて行きますが、
それはまるで天国のような風景です。
この二人がアダムとイブとなって人類の再生計画が企てられます。
でも、誰がそれを意図しているのでしょうか?
神かな?

 文明が滅んで行くのは、繁栄によってもたらされる、
その国民の奢りです。
ローマ帝国しかり、大英帝国しかり……。

 それと同じように人類も繁栄の絶頂を迎え、
環境破壊に象徴されるような奢りから滅びる時が……。
ひょっとしたら、人類も「輪廻転生」、
もうすでに何度も人類はクリアされて
再生されているのかもしれませんね(^_^;)。
そんなことを考えさせられる映画でした。
 

 

上に戻る