スラムドッグ$ミリオネア h21.7.20 半田コロナ
昨年度のアカデミー賞の作品賞
(作品賞の他、監督賞ほか8部門を受賞)
をとった映画ということで、
ぜひ映画館で見ようと思っていましたが、
私のテリトリーとしている映画館では上映をしておらず、
なんとかしようと思っている間に、
なんともならずに終わってしまってがっかりしていたら、
なんと、半田コロナで今頃になって上映をしてくれました。
ラッキーとしか言えません(*^_^*)。
コロナは時々、こういう粋なことをするのですが、
きっとスタッフの中に映画マニアがいて、
時々その人の意見が通るからでしょう(*^_^*)。
朔的には星は3つ半で、超お薦めです。
予告編で、「クイズミリオネア」の場面が執拗に描かれているので、
否応なく映画のイメージができていましたが、
実際にはそれをはるかに越える感動を与えてくれました。
私はクイズミリオネアはみのもんたが初めてだと思っていましたが、
なんでもイギリスが発祥で、各国で放送され、
日本もそのパクリで、番組のシステムも司会者も
ものすごく雰囲気が似ていました。
<ファイナルアンサー>という有名な言葉も同じですが、
ただ、みのもんたのあの「大溜め」は独特のもので、
さすがと思ったものです(*^_^*)。
スラムドッグ(スラム育ちの負け犬)であるジャマールが、
大学教授でも難しい難問を完璧に正解することができたか?
そこがこの映画の核心部分ですが、
それを、ジャマールのたどってきた人生、
幼なじみのラティカへの一筋な愛に重ねて描いて行ったのが
成功の秘訣だったと思います。
大金を一夜にして手に入れるクイズ番組は
それだけでもスリリングでエキサイティングなものですが、
さらにそれにジャマールの波乱に満ちた人生が
重なることで、一層興奮を煽ります。
どんなことがあってもラティカを愛し続ける
ジャマールのまっすぐな気持ち、
それに答えるラティカは素晴らしいですが、
運命に逆らわず、生きるためには悪にもなり、
弟とラティカを守りぬいた、兄サリームも好きです。
それにしても、インドって凄いですね。
宗教、民族、差別、貧困と問題山積で
軽々に良いとか悪いとか言えませんが、
あのエネルギッシュでパワフルな感じ、
強い生命力だけは確実に感じれられます。
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