バーン・アフター・リーディング

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バーン・アフター・リーディング DVD h21.10.8

 朔的には☆は3つです。
 コーエン兄弟の作品は
『バートン・フィンク』、『ファーゴ』、
『オー・ブラザー!』、『ディボース・ショウ』
『パリ、ジュテーム』『ノーカントリー』を見ました。

 その中で『パリ、ジュテーム』は、
他の監督とのオムニバス映画で、
たった5分程度の短い作品でしたが、
パリの地下鉄を待っている男のシーンが
今でも目に焼き付いています(*^_^*)。

 アル中で首になったCIAの元幹部オズボーンが、
その腹いせのために自伝を書き、
その原稿をCDにいれていたのを
うっかりスポーツジムで落としたことから事件がおきます。

 そのCDがCIAの秘密文書だと思いこんだ
ジムのインストラクターのチャド(ブラット・ピット)は、
そのCDをうまく使って金儲けはできないかと、
同僚のリンダに相談をします。

 全身整形をするためのお金に困っていたリンダは、
これ幸いと、オズボーンを脅迫しますが、
逆に脅されてしまいます。
それではと、このCDをロシア大使館へ持ち込んだことで、
事がややこしくになっていきます。
 
 この茶番に振り回されるCIAの間抜けさを
ユーモアたっぷりに描いています。

原題の「BURN AFTER READING」とは
「読んだら燃やせ」だそうですが、
私にはこの映画との関わりが分かりません、
きっと深い意味があるんでしょうね(^^;)。

 大スターのいつもと違ったキャラクターには笑えました。
おバカでノー天気男のブラット・ピット、
中年のエロエロ親父のジョージ・クルーニー……。

 ネットでの評価は別れますが、
私はこの作品面白かったです。
やはりストーリーが面白く、
テンポ良く、次々と予想外の展開へと進み、
関係ないと思われていた男女が、
徐々に繋がっていく見事さには脱帽です。
そして、根底に痛烈な社会批判を感じました。
 

 

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