画家と庭師とカンパーニュ

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画家と庭師とカンパーニュ h21.9.26 DVD

 朔的には☆は3つです。
二人の対照的な男の人生、
果たしてどちらが幸せなのだろうか?

 画家はパリで評価され、金も名誉もあるが、
家族には恵まれず、現在は浮気が原因で妻とは別居、
娘とも意志の疎通がうまくできません。

 妻や娘を愛しているのにプライドや見栄にこだわり、
自分の心をうまく伝えられません。
今までは人を信用することができずにいたが、
庭師とのふれあいの中で、その大切さを学んでいきます。

 それに対して庭師は、
(私は彼のゴッホを思わせる風貌から、
彼が画家だと最初は思ってしまいました(^_^;))
 国鉄を勤め上げ、今は念願の庭師となっています。
庭師の仕事が大好きで誇りに思っていることが、
全身からほとばしり出ています。

 妻や家族を愛することで、
特別なことをするわけではなく、ごくごく自然に愛しています。
それが家族への悪口や、「奥さん」という呼び方によく出ています。

 二人は小学校時代の幼なじみで、いたずら仲間、
画家はパリへ、庭師はそのままそこに残りました。
そんなある日、画家が両親の家を修理するために、
パリの郊外にある<カンパーニュ>に帰ってきて、
庭師を雇う事から、このドラマが始まります。

 この映画、幸せとは名声でも金でもなく、愛する家族である、
それが言いたいのかな?
でも、私はあえて画家の生き方の方に魅力があり、
素敵な人生だった気がします。
何もなく平穏無事に、家族に愛されて生きること
これはもちろん幸せなことだけど、
そうではない人生を望む人もいます。
まあ、人それぞれ、自分に合った生き方がすることが
大切なのでしょう(*^_^*)。
 

 

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