火火(ひび)

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火火(ひび) h21.11.11 DVD

 朔的には☆は3つ(65点)です。

 滋賀県の焼物の里信楽町が舞台。
古代の信楽焼の自然釉の再現にこだわる
女性陶芸家・神山清子の実話です。
清子は女性陶芸家の草分けであり、
骨髄バンク立上げに力を尽くた人物です。

 夫と離婚した後清子(田中裕子)は、
二人の子供を貧しいながらも、女手一つで育てていきます。
そして仕事も軌道に乗って、
これからという時に息子が白血病で倒れます。

 その当時はまだ骨髄バンクのない時代で、
ドナーを見つけるには、莫大なお金と努力がいりましたが、
息子のために母としてできるだけのことをします。

 清子は言葉の荒さや強さとは裏腹に、
母親としてのやさしい心を持っていました。
息子の白血病の介護に全力を尽くし、
疲れ果てても自分の夢のために仕事場に行きます。
そんな清子の人間としての素晴らしさに感銘を受けました。

 陶芸家神山清子を
「いつか読書する日」で好演した田中裕子が演じましたが、
彼女はますます良い女優になりました(*^_^*)。
 

 

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