イタリア的、恋愛マニュアル

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イタリア的、恋愛マニュアル h21.9.1 DVD

 朔的には☆は3つ、面白かったです。

 4つの恋愛にまつわる話のオムニバス、
普通であれば全く関係のない男女が、どこかでつながっていて、
次に引き継がれていって、そしてくるっと回って最初に戻ります。
まるで輪舞(ロンド)のように……。

 第一話
 失業中の青年トンマージは、
偶然出会った美人のジュリアに猛烈なアタックをして、
ついに恋を射止めるという話です。

 昔から恋の鉄則に「押して押して押しまくれ……」がありますが、
それを地でいった青年、
でも恋が成就したから良いけど、
彼のしたことは完璧なつきまといであり、ストーカーです(^_^;)。

 『君は嫌なことがあると、すぐに後戻りをする』
ジュリアと元彼とのキスシーンを目撃した青年が言った一言。
「もっと前向きな恋をしなさい」
これが殺し文句となり、彼女の気持ちが傾きます。

 第二話
 空気のようになり、相手に何も感じなぬなった倦怠期の夫婦。
夫は一人が良くて、妻との同席を避けます。
妻は夫の食べ方の汚さに気づくように、
どんどん夫の嫌な面が見えてきます。
このままではいけない、何とかしようとしますが、
二人の努力は空回りを続けます。

 第三話
 婦人警官のオルネッラは、息子の学芸会で
夫の浮気現場を見てしまい、そのまま別居をします。
しかし、かねてから自分がセクシーだと思っていた男と
偶然寝ることとなり、それがあまり良くなくて、
人は見掛けによらないと感じます。
そして、夫を許します(>_<)。

 第四話
 外科医のゴッフレードは、超多忙な仕事人間。
妻はそんな夫に嫌気がさしていますが、
夫はそんな妻の変化に気づきません。
そして、ついに妻は好きな男を作って出ていきます。

 そんな自分を反省し、もう一度やり直したいと思いますが、
妻の決意は固くてあきらめ、
自分を理解してくれる人を見つけようとします。

 そんなふうに考え方を変えると、
そのような人が目の前に現れてくるから不思議ですね。
それが第一話のトルマーゾのお姉さんでした(*^_^*)。

 とにかくこの映画の男と女は良くしゃべります。
それがイタリア式かな(*^_^*)?
それも、喧嘩のごとくに議論をして、
その会話の中で、何かが生まれてきます。
(もちろん良い方向ばかりではありませんが(>_<))
これは人種、国の違いなのか?
それとも、個人の問題なのか?
いずれにしても、私はできません(^_^;)。
 

 

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