ココ・シャネル

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ココ・シャネル h21.9.5 ミリオン座

 シャネル(1883年〜1971年)生誕125年周年記念映画で、
こちらはシャーリー・マクレーン主演のアメリカ版の方ですが、
朔的には☆は3つです。

 シャネルの人生は初めてでしたが、まさに波瀾万丈ですね(^_^;)。
そして、「才能のある人はいつか必ずチャンスがきて世に出る。」
そんな鉄則を改めて教えてくれた映画でもありました。

 才能のある人がすべて世に出るわけではありません。
世の中に必要のない才能、時代に合っていない才能
早すぎたり遅すぎる才能は開花しません。
でも必要とされるものは、
どんな挫折や試練が待っていても必ず世に出るものです。

 時の人とか時代の寵児とか言いますが、
シャネルの人生には運命的なものを感じます。
私は全くブランドには興味関心がなく、
ほとんど知識はありませんが、
それでもシャネルという名前と、あのマークは知っています(*^_^*)。
ああ、それから、マリリンモンローで有名な
シャネルの5番も知っています。

 そう言えばこの映画でも、シャネル製の香水を売り出すに当たって、
その名前をどうするか?
とっさにシャネルが名前でなく
番号で行こうというエピソードもありました。

 20世紀初頭は、<女性の解放><女性の地位向上>がテーマでした。、
それを服飾の方からプッシュして、その時代を作った偉人です。
彼女の「流行ではなくスタイルを作った」
という、この言葉が彼女の成功を物語っています。

 シャネルは実物もきっと美人だったのでしょう(*^_^*)、
お針子であったのに、貴族に見初められ愛人になります。
それが幸せであったかどうかは別にして、
これによって眠っていた才能が開花できました。

 母が死、父から捨てられ、
孤児院で妹と育った不幸な生い立ち、
そして成人しお針子としての出発します。
さらにカフェで歌っていた所を、見初められ貴族の愛人へ、
でも、貴族社会では受け入れられず、
そこで受けた哀しみと辛さをバネに、
幾度かの試練を乗り越えて、自分の人生を作って行きます。

 プライドの高さ、競争心、精神的な強さゆえの不幸、
もっと楽に生きることもできたのにと思ってしまうが、
それをしない所が世に出る人の共通点なのでしょう。
 

 

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