湖のほとりで

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湖のほとりで h21.8.1 名演小劇場

 朔的には☆は3つ半でお薦めです。
殺人をめぐるミステリー、
でもその奥に潜む人間的な問題に衝撃を受けます。

 イタリアの田舎、きれいな湖のほとりで、
アンナ(19歳)が全裸で殺されます。
死因は溺死ですが、なぜか苦しんだり抵抗をした形跡がなく、
そこから警部は、愛する者の犯行だと断定し、
アンナに関わる人々の捜査が始まります。

 子供が生まれる時、とにかく「五体満足」であってほしいと
誰でも強く願います。
もちろん私もそうでした。
でも、今はそれ以上に知的障害や精神的な問題があります。
これは生まれてしばらくしないとわからないことで、
それがわかった時、
親としては天国から地獄へと落とされる感覚なのでしょう。
映画の中でも
「人生のすべてが終わってしまったようだ」と言われていました。

 全ての親が強いわけではなく、
それに耐えられず離婚することもあるし、
憎み合うこともあります。
人にはそれぞれ問題があり、まして親となれば……。
 

 

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