幸せはシャンソニア劇場から

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幸せはシャンソニア劇場から h21.9.4 名演小劇場

 朔的には☆は3つです。
 名演小劇場は一階と三階に二つ劇場があります。
一階はものすごく小さな劇場ですが、
(スクリーンも超スモールで笑ってしまいます)
その50席ある席が満席となり、
補助席まで出しての大盛況でした。

 お金をかけなくても良い映画を作ることはできるし、
それを待っている人が大勢いることを、強く感じました。
でも、この映画は愛知県ではここだけだから、
お客が入り興行的に成り立つのでしょう。
このような映画を地元でも見られるようにしてほしいと、
私は単純に考えてしまいますが、
なかなか難しい問題があるんでしょうね。

 そしていつも思うことですが、
名演小劇場のお客さんは、雰囲気が違います。
本当に映画が好きで、どこかお宅っぽい感じがします(^_^;)。

 「ニューシネマ・パラダイス」のフランス版という
歌い文句に惹かれて見ました。
ミュージカルとは違う音楽劇で、
劇場でショーを見ているような臨場感を味わうことができ、
さらにその舞台裏の人間模様も見られます。

 1936年、第二次世界大戦勃発の三年前の
パリにあるミュージックホール(シャンソニア劇場)を舞台にしています。
まあ、日本でいうと、昔なつかし大衆演劇ですね。
私の子供の頃は、町を流して歩く旅芸人の一座がありましたし、
小さな町にもそのための劇場がありました。

 暗い時代を生きる庶民の楽しさ、息抜きの場が
このシャンソニア劇場でした。
 そんなシャンソニア劇場が、突然経営難から倒産します。
この劇場を手に入れたのが、街のやくざで、
そこから劇場を取り戻すために、
幕引きのピゴワルは仲間と共に立ち上がります。

 そこに現れたのが、
無名の新人ドゥース(ノラ・アルネゼデール)で、
この魅力的な一人のスターが、危機的な小屋の状況を救います。
 

 

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