マイケル・ジャクソン THIS IS IT h21.11.8 半田コロナ
朔的には☆は3つ(65点)です。
上映中ほとんど画面に集中していました。
聞いたことのある曲は2曲だけでしたが、
ダンスとパフォーマンスで十分楽しめました。
ライブを劇場で見ているような、臨場感と迫力があり、
マイケルのファンだけでなく、音楽好きの人にはお薦めです。
この映画は、今年の6月25日に亡くなったマイケル・ジャクソンの
実施予定だったロンドンコンサート「THIS IS IT」の
リハーサル風景をメインに収録したドキュメンタリーです。
でも、彼の過去の栄光がどうのこうのという説明がほとんどなく、
今の彼を描いていたことが、かえって良かった気がします。
<This is it. >の意味をネットで調べてみると、
(1) そこが大事なところです; そこなんです.
(2) お待ちどうさま, いよいよです.
とありました。
でも私は、このショーは彼にとっての集大成であり、
これが自分が求めていたもの、それを皆さん見てください
そう言っているような気がしました。
映画のほとんどが、このショーのためのリハーサル風景ですが、
リハーサルなのに全く手を抜かず、本番以上に力を入れてやっている
そんなマイケルを見て、彼を見直しました。
でも見直すほど彼のこと、ほとんど知りませんが……(^^;)。
亡くなった時は51才だったそうですが、
あの声量と体の動き、凄いとしか言いようがありません。
彼の代名詞でもある<ムーンウォーク>が有名ですが、
今回は長い手を利用した、
手の動き、その表現力の豊かさに気づきました。
映画を見た後の感想としては、なぜ彼は死んだの?
という謎が深まりました。
薬物中毒、薬物依存症の彼が誤って薬を大量に飲んだ?ため死んだ
それを聞いた時、私は彼は芸に行き詰まって自殺したのかな?
と思ってしまいました。
でも、それが全くの勘違いだとわかりました。
それはあのショーのリハーサルの力の入れようからです。
リハーサルを見た限り、彼に限界などはありません。
それどころか、今までの彼の芸の集大成としてのショーを完成し、
それをファンに見せることに意欲を見せ、
それはかつて世界にないエンターティメントになるとの
自信が彼にはあったと思います。
そんなことが映像から強く感じられました。
だから、それができずに死んで行ったことは残念だったと、
後悔をしていると思います。
マイケルは仲間にアドバイスや注文を出して、
仲間と一緒にショーを作っていくという、
真摯な姿に打たれ、好感度アップです。
これで彼の暗いイメージが払拭できました。
今では、本当に惜しい人物を亡くしたと思い、
心から彼の冥福を祈ります。
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