34丁目の奇跡

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34丁目の奇跡(1994) DVD h21.12.30

 朔的には☆は3つ半(70点)です。
 クリスマスでのお薦めの映画は?と問われたら
「ラブ・アクチュアリー」とこの映画です(*^_^*)。
なぜかこの映画も感想が書いてなかったので、
もう一度見て感想を書こうと思いました。

 サンタクロースを信じますか?
これは神を信じますか?に通じますね。
この映画の核心とも言える裁判で、
サンタが無罪になった時の判決が感動的でした。

 アメリカの1ドル紙幣には
「我々は神を信じる」と書いてあるそうです。
目に見えない神も政府公認であるわけで、
それなら、サンタクロースも信じても良いはずです(*^_^*)。

 ニューヨーク34丁目に、
ほんもののサンタクロースがやってきて巻き起こす
ハートフルで感動的な物語です。
サンタはどうして一日で、
世界中の子供のプレゼントを配れるの?という問に、
時間の流れを遅くして、1秒を一日にすれば、
クリスマスイブの一日は一年にでもなる。
この答えに思わず納得をしてしまいました(*^_^*)。

 子供に夢と希望を与える者は、毅然としていなくてはならないとばかりに、
町中に溢れたぐうたらなサンタを正すために現れたほんもののさんた。

 ニューヨーク34丁目にある老舗のデパートが経営危機に陥り
近くの大手デパートに買収をされようとしていました。
そのデパートのサンタは子ども達の憧れの的。
サンタによってその年のクリスマス商戦が左右され、経営に関わってきます。

 しかし、用意していた今年のサンタは
酒に酔ってけがをしてしまい使い物になりません。
困ってしまったこのデパートのサンタ担当のドリーは
偶然そこにいたほんもののサンタを雇うことができ、
パレードは大成功を収め、サンタに会うために売上が伸び
一気に経営の危機を脱するかに見えましたが……。
しかし敵のデパートの罠にはまり、
傷害事件を起こしてほんもののサンタが逮捕されてしまいます。

 仏教の国日本でも、サンタは信じられています。
私も幼い頃は信じていました。
もっともそのうちに親がサンタだと気づきましたが……。
煙突のない家にどうやって入るの?とか
良い子にしないとプレゼントもらえないからと、
真剣に考えていました。

 34丁目とはこのデパートのある場所です。
ほんもののサンタが本当にしたかったことは、
ドリーの頑なな心を解きほぐし
可愛い娘にサンタを信じさせることでした。
つまり夢と希望を持つこと、
世の中真実だけでなく、見えないものでも
信じることが大事だと知らせることでした。
そのために起こした奇跡
まさに「信じるものは報われる」。
クリスマスにふさわしい物語です。

 まあ、このサンタは超人ではありますが、
決して超能力を使ったりしません、
普通の老人のように謙虚でやさしい、
でも、決して自分を卑下せずに、
ほんもののサンタであるというプライドを持っています。
 

 

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