第9地区

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第9地区 h22.4.18 半田コロナ

 朔的には☆は3つ(60点)です。
アカデミー賞の作品賞にノミネートされた作品だったので見ました。
SFもの、特に宇宙人ものはほとんど見ません。
宇宙人に余り興味はないのですが、
それでも今までいろいろな形の宇宙人を見てきましたが、
エビ型の宇宙人は初めてのことで面白かったです(*^_^*)。

 ドキュメンタリー風の作り、
さも宇宙人がいて、20年も前から地球に来ていることを
既定の事実のように描いて行く所がユニークです。
さらに途中から意外な展開となり、
どうなっていくのか全く予想がつかなくなってきます。
こんな所が作品賞にノミネートされた理由なんでしょう。
それと、この映画は単なるSF(宇宙人もの)ではなく、
人種差別、例えば<宇宙人と人間>
人間の中では<白人と黒人>を扱っていたのも
その理由だと思います。

 宇宙人は宇宙船を作って、宇宙の果てから地球にやってくるわけですから、
人類をはるかに凌ぐ、高度な科学技術と知性を持っているのに、
なぜかエビという姿形にさせられて、野蛮な者として描いています。
そのギャップというか矛盾が面白いと思いました。

<あらすぎはgooより抜粋>
 南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙船。
船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て、難民と化していた。
南アフリカ政府は“第 9地区”に仮設住宅を作り、
彼らを住まわせることにする。
28年後、“第9地区”はスラム化していた。
超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定。
現場責任者ヴィカスを派遣、
彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回ることになるのだが…。

 キャストは無名、監督は新人にも関わらず口コミで評価を集め、
全米興行収入1億ドルを突破、
本年度アカデミー賞で作品賞をはじめとする4部門にノミネートされた話題作。
 

 

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