オーシャンズ h22.1.24 半田コロナ
朔的には☆は3つ(65点)です。
息を呑むような美しい映像、自然の作る造形美の数々は、
アバター以上であると思いました(*^_^*)。
そしてそこには人智の及ばない神秘なものを感じます。
どうすればあのような映像がとれたのか?
そちらの方にも壮大なドラマを感じます(*^_^*)。
構想十年、製作に四年だそうですから、
膨大な時間、膨大なエネルギーとお金がかかっているわけです。
でもそれにふさわしい映画となっていました(*^_^*)。
生態系を健全に維持して行くには「生物の多様性」が必要です。
そこでは弱肉強食という単純な言葉では言い尽くせない
生命のシステムがあります。
それは人類も例外ではない地球全体の生態系です。
その生態系を人類は進化・発展という名の下に急速に破壊してきました。
それは許されることなのか?
人類が生き延びていくいは、
地球に生きている全ての生物の
共存共栄が必要であり、
地球の環境をこれ以上悪くしてはいけないという
警鐘でもあります。
生態系を維持して行くには「生物の多様性」が必要です。
それと同じように人類には、
多様な民族、多様な人間、多様な考え方が必要で
それらをうまく共存させていくことが大切です。
そんな基本的なことを、この映画は思いださせてくれました(*^_^*)。
大きな魚が小さな魚を追いかけて食う、
一瞬可哀相と思うが、その魚も又……、これが生態系です。
全ての種の本能は自分たちの種を
発展させながら保存していくことですが、
そこには一見無秩序なように見えても、
共存共栄という考え方が厳格にあります。
全てを食べてしまうのではなく、
次のために残しておくという考え方です。
それが昔の人間にもありました。
子供は500円ということもあって、就学前の子供が多く、
バタバタとトイレに行ったり、話し声が聞こえたりと
他の映画なら嫌な気分になるのですが、
この映画はあまり気になりません(*^_^*)。
まあストーリーはないに等しいのですから……。
それと子供のつぶやきは自分の心の声の代弁者でもありましたから……。
この種の映画にありがちな
全て人間が悪いというような決めつけがなく、
このままでは地球が破壊するという危機感をことさら煽ることもなく
事実を冷静にしっかりと描いていたことが良かったと思います。
昨年の年末に行った大阪の海遊館の大水槽で泳いでいたジンベイザメと
その他の魚たちを思い出しました(*^_^*)。
この映画を見て、この大水槽が
海の中を実に忠実に描いていることがよくわかり
改めて感動をしました(*^_^*)。
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