書道ガールズ!!わたしたちの甲子園 h22.5.22 半田コロナ
朔的には☆は3つ(60点)です。
スポコンの文化部版(書道編)といった所でしょうか(*^_^*)。
臭い部分も一杯ありましたが、それはそれとして、
若い人が一途に頑張る姿はそれだけで気持ちの良いものです。
愛媛県四国中央市は、日本一の製紙の町、
しかし不況で商店街は閑古鳥が鳴いています。
この町に生まれ生きてきた高校生が、
大好きなこの町のために何かできることはないか?と考え、
その出した答えが、<書道パフォーマンス甲子園>を開催することでした。
そのために頑張る、四国中央高校書道部の奮闘と友情の物語です。
「俳句甲子園」があるのを知ったのは、「恋の五七五」という映画からでした。
そして、「書道甲子園」はこの映画で知りました。
書道パフォーマンス競技は初めて見ましたが、楽しくていいですね。
群舞のように、音楽に合わせてみんなで大きな紙にメッセージを書いて、
そのできばえで優劣を決めていました。
絵画を筆で書くようなイメージですから、
視覚に訴えるために色使いも大切です。
もちろん一番大事なのは<書>によるメッセージです。
もともと文字にはメッセージ性があり、
さらにそこにみんなの思いを込めるのですから、
見ているものに、強く伝わってくるものがあります。
私は4年くらい前から小筆を習っているので、
この映画の中で語られる「書」の難しさはよく分かります。
なかなか上達をしないし、
まして自分の思うような字を書いたり、賞に入るような字は書けません。
しかし、今の私にとっては、字(書)を書くことは楽しいことです。
映画の中でも言っていましたが、
自分を見つめ自分との戦いの中に書がある。
これが本来の書の姿であると思います。
でも、その対極としての書、
楽しんで、みんなで力を合わせて書く<書>も、良いものだと思います。
それが認められる時代がようやく来たのだと思いました(*^_^*)。
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