シーサイドモーテル

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シーサイドモーテル h22.7.3 センチュリーシネマ

 朔的には☆は3つ半(70点)です。
 久しぶりにメジャーではないけど
お薦めの映画を見ました。
とにかく面白いです(*^_^*)。

 『シーサイドモーテル』。
シーサイドといいながら、周りには海が全くなく、
ひなびた山間にぽつんと一軒だけ立つモーテル。
一番近いコンビニでも車で2時間かかり、
夜には断水するという、安いだけが取り得のモーテル。
そして何故かどの部屋にも海辺から夕日を眺めている
カップルの写真があります。何故なのか?
その謎解きは映画のラストでわかります(*^_^*)。

 このモーテルの4つの部屋を使う11人の男女の
『欲望・金・セックス』をストレートに描いた作品です。

 メインは二つの客室。
一つはインチキ化粧品を売る若いセールスマンと
30代にもうすぐなるというコールガールとの、
愛を巡る駆け引き。
どこまでが真実で、どこからが嘘なのか?
詐欺師どうしの化かし合い、これがなかなか見応えがあります。
さすがプロとプロ、私もすっかり騙されてしまいました(*^_^*)。
コールガール役の麻生久美子が最高に良いですね、
彼女が私の好みの女性であることがわかりました(^_^)v。

 もう一つは、2000万の借金を踏み倒して、
女と逃げている男の部屋での出来事。
そこへ借金の取り立てにやくざとその子分がやってきますが、
このやくざと借金男はかつて親友でした。
そこへ爪切りで指の肉を切りきざむという
伝説の拷問師が登場します。
その意外な役者に思わずニンマリです(^o^)。

 安売りスーパーの店長とその妻。
半年のキャバクラ通いの末、
やっとお目当てのキャバ嬢と旅に出ることができた40代の男。
そして、地元の脳天気な巡査コンビ。
これら全く関係がない人物が、徐々に結びついていく時の面白さ。
そのつながりの中に笑いがあります。
そして笑いの中に、それぞれの人物の
したたかさも感じられる人間ドラマです(^o^)。
 

 

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