母なる証明

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母なる証明  h22.9.19 DVD

 朔的には☆は3つ(65点)です。
タイトルの「母なる証明」は映画を見終わると、
なるほどこういうことだったのかと分かります(*^_^*)。

 漢方薬店で働く母(キム・ヘジャ)は夫を若くして亡くし、
一人息子トジュン(ウォンビン)と暮らしています。
息子が5才の時に農薬を飲ませて一緒に死のうとしますが、
死にきれず、そのことが心の重荷となり、
その償いのために子供を溺愛します。
まさに、溺愛です(^_^;)。
人は良いが少々おつむが弱い息子、
ひょっとしたらその時の後遺症かもしれません。

 二人の住む町で女子高生が殺され、
状況証拠から、息子のトジュンが逮捕されます。
母は息子の無実を信じて、一人真相の究明に奔走します。
(本来は警察の仕事ですが、日本の検察にも似て
いい加減な捜査をします(>_<))
その姿はまさしく韓国の母ですね(*^_^*)。

 ミステリーとしても、よくできています。
気がつくと母親と一緒に犯人探しをしている自分がいました(*^_^*)。

 親友が疑わしかったり、殺された女子高生が売春をしていて、
携帯で客を撮影していたという真実がわかったりと‥‥。

 結末は全く予想外で、それもあまりのことでびっくりでした。
そしてそこからこの母はどんな状況でも子供を信じ絶対に守るという
決意が強く感じられました。

 映画の最初と最後に放心したような姿で踊る母親は、
今の状況を認め、それでも息子のために生きて行こうと決意をし、
その表れを踊ることで示したものだと私は思います。
この秘密は絶対に誰にも言わずに、
墓場まで持っていくと、決意したものです。
 

 

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