華麗なるアリバイ　h22.8.21　名演小劇場

　朔的には☆は３つ（60点）です。

　名探偵ポアロが出てこない、アガサクリスティのミステリーですが、
やはりミステリーには名探偵は付き物で、出てこないと寂しいものです(>_<)。

　フランスの金持ちの上院議員の邸宅に
週末に集まってくる知人達。
みんなわけありの人物ばかりですが、
その中心人物は、精神分析医のピエール、
彼はプレイボーイで、妻と現在の愛人エステル、
されに昔の愛人レアともよりを戻します。

　そしてエステルに恋をしている青年フィリップ、
彼を慕っている女性クロエ。
さらに上院議員の妻は過去にフィリップと浮気をして
そのことを上院議員は知っていて、
けじめをつけなかったことを後悔をしています。

　そのピエールがプールサイドで殺され、
そこには拳銃を握った妻がいました。
そこへかけつけてエステルは、その拳銃をプールに捨てます。
この不可解な行動‥‥‥‥。
果たして犯人は誰でしょうか？

　登場人物の全てに殺人の動機があるという設定は
クリスティの得意とするものです。

　「華麗なるアリバイ」、このタイトルが犯人の手がかりになるのかな？

　原作はミステリーの女王アガサ・クリスティーによる
「ホロー荘の殺人」だが、本作の下敷きは、
彼女自ら執筆した名探偵ポアロが登場しない舞台版。
さらに設定を、現代のフランスに置き換えて映画化。