マザーウォーター h22.11.6 ミッドランドシアター
朔的には☆は3つ(60点)です。
かもめ食堂→めがね→プール→マザーウォーターへと。
小林聡美一座とも言えるような、
ほぼ同じメンバーによる同じような雰囲気の映画です(*^_^*)。
時間のない世界と独特の間、
そして主人公達は、のんびりと自由に、生きることを楽しんでいます。
そしていつものように食べ物がいっぱい出てきましたが、
今回はカツサンドがおいしそうでした(*^_^*)。
さらに悪い人が一人も出てこないのも他の映画と共通しています。
どこにでもありそうな町並と人々ですが、
おそらくどこにもないでしょう(*^_^*)。
現実にありそうで、実は非現実の世界です。
毎度のことですが、この映画の登場人物がどのような境遇の人々か、
全く語られていません(^_^;)。
過去は一切不問、そしてどうして店がもてたのかの経済的な基盤も……。
きっとこの映画ではそんなことはどうでも良いのでしょう(*^_^*)。
テーマは水。
京都の下町のごくありふれた風景、
ここを舞台に、川の流れのように自然に
そして自由に生きる三人の女性と、その周りの人々とのふれあいが描かれています。
ウィスキーの水割りだけしか置かないバーのセツコ(小林聡美)
コーヒー店を営むタカコ(小泉今日子)、豆腐屋を開いたハツミ、
そして謎の老婆マコト(またいまさこ)。
この3人がどこから来たのか、いつからいるのかも語られません。
今はここが良いと言っていますが、ずっとここにいるわけではありません。
それをことあるごとに言っていました。
まあ、そんなどこでも生きていける自信というか、
柔軟さがうらやましいです。
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