桜田門外ノ変 h22.10.31 半田コロナ
朔的には☆はなしです(>_<)
井伊大老暗殺事件は大きな歴史的事実、
それも今大ブームである竜馬伝にもつながりのある大事件です。
でもそのわりに真相はあまり知られていないものだけに
期待をして行きましたが、残念な結果になりました(>_<)。
私が残念だと思った理由は、
なぜ井伊大老を暗殺しなければならなかったのか?
その時代的な背景がしっかりと描かれていなかったからです。
映画の手法かもしれませんが、始めに暗殺の実行と成功があり、
その後なぜそうなったかを振り返るような形で描いていました。
私的にはやはりここは時系列的に進め、その時代をしっかりと説明した後で、
最後に暗殺を実行するという形にしてほしかったと思います。
そしてこの暗殺によって、次の時代がどのように動いたかを
描いて欲しかったです。
大老暗殺という大事を、どのように計画し実行したかよりも、
暗殺実行後の処分に中心が移り、
(それはどうでも良いことだと私は思うのですが‥‥)
逃げる暗殺者が捕まり処刑される、その繰り返しでした。
主人公の関鉄之介(大沢たかお)の人物像が
十分に描かれず、魅力的な人物と映りませんでした。
妻(農家の娘で籍を入れていない)を愛していると言いながら、
京には囲い女がいました(^_^;)。
また、自分が逃げていることで、
多くの人に迷惑をかけているという責任を
あまり感じていない気もしました。
それよりも、果たして彼に逃げる意味があるのでしょうか?
武士としての潔さがないと思いました。
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