食べて、祈って、恋をして

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食べて、祈って、恋をして  h22.10.6 半田コロナ

 朔的には☆は3つ(65点)です。

 世界40カ国語に翻訳され、
700万部を売り上げたベストセラーの映画化です。

 主演のジュリアロバーツは1967年生まれの43才です。
出世作の<プリティウーマン>が23才
私の大好きな<ノッティングヒルの恋人>が32才の時でした。
その時の輝きと比べるとやはり年を感じますね(^_^;)。

 <ノッティングヒルの恋人>以降の彼女は
あまり好きではありませんでした。
それは、見方によって美人と見えたら、
ブサイクに見えたりと大きく変わるからです。
今回の映画でもそうで、可愛く見える時もあれば
そうでもない時もありました(^_^;)。
それは彼女の特徴である大きな口、
そして上唇がそうさせるのでしょう。

 ニューヨークで作家・ジャーナリストとして
活動しているエリザベス(ジュリア・ロバーツ)は、
8年間暮らした夫と離婚をします。
端からみると、何不自由ない生活を送っているように見えても、
彼女にとってはどこか満たされないものがあったからです。
こじれた離婚もなんとか解決でき、自由となった彼女は
早速、若い俳優のデイヴィッドに惹かれ同棲をしますが、
それもしばらくするとうまくいかなくなります。

 自分とは何か?何を求めているのか?
今の自分を縛りつけているものから開放され、
自分を見つめ直したいと考えたエリザベスは、
イタリア、インド、バリをめぐる一年間の
自分探しの旅に出ます。

 題名の「食べて、祈って、恋をして」のとおり、
イタリアでは食べまくります(*^_^*)。
食欲が人間を癒し、食べることで元気に、そして前向きになれます。
NYでの生活で彼女は食べ物の味がわからなくなり、
食欲や空腹感を感じなくなりました。
そこで選んだのがイタリアで、おいしいものを食べて
NYの束縛から開放されます。

 イタリア人は<パスタ>、<ピッツア>を始めとする
グルメによって、人生と食事を楽しんでいます。
イタリア人は明るく、陽気で、身振り手振りを交えて会話を楽しみ、
アメリカ人には考えられない、「何もしない日」が楽しみでした。
ここら辺りは国民性が出ていて面白いですね。

 イタリアで元気になった彼女はインドに行き、
アシュラム(道場)に入り、座禅と瞑想の日々を送ります。
そこでアル中で家族を失った初老の男性と出会います。
過去の出来事、離婚や別れた男のことで、
くよくよし、自分を責めているエリザベスは
自分を許すことが一番大切だと諭す彼の言葉に触れ、
それを理解し受け入れます。

 インドの後にバリ島へ行きます。
 自然に溢れるバリでは、自然と共に人々は生きています。
そこでエリザベスは家を借り、調和を求めて
心静かに瞑想の日々を送ります。
そんな彼女の所にバツイチの素敵な男性
(ハビエル・バルデム)が現れ二人は恋に落ちます。

 恋することで調和が失われると一度は彼を遠ざけた彼女を
バリの薬療師は、
「恋によって失われた調和も調和の一部である。」と諭します。
なかなかの箴言ですね(*^_^*)。
とにかく、自由に自分の意志のままに生きることが
大切だと言っているのでしょう。
この言葉に従い、彼女は彼の胸に飛び込みます。
 

 

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