アンストッパブル

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アンストッパブル h23.1.10 半田コロナ

 朔的には☆は3つ半(70点)で、お薦めです。

 アンストッパブルとは、
<止められないという意味>だそうです(*^_^*)。

 人間関係など、ストーリーを複雑にせずに、
暴走列車をどうしたら止めることができるか?
その一点に絞ったことが
この映画の成功の原因だと思います。

 危険な化学物質を積んで、
ブレーキの効かなくなった暴走貨物列車(777号)。
もし、市街地で脱線すれば大惨事になることは確実であったため、
それを止めるために、
鉄道会社ではあらゆる手段を尽くしますが、
全て失敗してしまいます。

 そして、最後に残された手段が、
別の列車を使って、後ろからこの暴走列車に追いつき、
連結をして、減速をさせることでした。
しかし、777号の列車の長さは800mで、
時速は160qの猛スピードで走っています。
そのためこれは、命がけの危険きわまりないことでした。

 この危険な賭に挑戦するのは、訳ありの二人。
 フランク・バーンズ(デンゼル・ワシントン)は、
最愛の妻を5年前になくし、今は18才と19才の、
二人の愛する娘と暮らしています。
彼はこの鉄道会社に28年勤めてきたベテラン機関士でしたが、
リストラのため、90日前に退職勧告を受け、
今日が75日目の勤務でした。

 ベテランが解雇され、その代わりとして、
給料の安い初心者が職場に入ってくるのが、
今のアメリカの現状です。

 もう一人はウィル・コルソン(クリス・パイン)。
彼は妻に来たメールを不倫相手からだと勝手に思いこみ、
切れて妻を脅してしまいます。
しかし、そのメールは実の姉からのものであったので、
その結果、妻の近く寄ることができなくなり、
子供とも会えなくなりました。
(これは妻を愛するが故の過ちであり、
今では強く後悔をしています。)

 裁判で何とかこのことを打開しようとしましたが、
うまくいかず、そのことで悩んでいました。
彼は配属されて4ヶ月の新米車掌で、
会社へはコネを使って入ったと思われています。

 この映画は2001年5月にオハイオ州で発生した、
貨物列車暴走事故をもとに制作されました。
 

 

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