ミックマック h23.1.15 キノシタホール
朔的には、☆は4つ(80点)で超お薦めです(*^_^*)。
実にフランス映画らしい、ウィットに富んだすばらしい作品でした。
正義を正すのに力ずくではなく、非暴力で、
かつ粋な方法で実行して行きます。
その雰囲気は、まるでチャップリンの映画を見ているように感じました。
『デリカテッセン』『アメリ』の監督である、
ジャン=ピエール・ジュネ監督の作品です。
非力な庶民が力を合わせて、
軍事産業に挑戦し、それをこてんぱんにやっつけていく反戦映画です。
そのおかしさ、楽しさ、痛快さがたまりません。
子供の頃、地雷の誤爆で父を亡くしたバジル(ダニー・ブーン)は、
成人して働いていたレンタル店で、発砲事件に巻き込まれて
頭に銃弾を受けます。
幸い命はとりとめましたが、頭の中には入った銃弾を取ることができず、
いつ死んでもおかしくない状況でした。
ある日街を歩いていたバジルは、
自分の頭に入っている銃弾を作った会社を、
さらにその向かい側に、父の地雷を作った軍事会社を見つけ
復讐を企てます。
この復讐に力を貸すのが、
変わり者で、社会の底辺にいる人々
(人間大砲、数字の天才、ガラクタの発明王、軟体人間)で、
その人たちが自分の特技を活かしてバジルに協力し、
軍事会社の二人の社長をやっつけます。
巧妙に罠を仕組んで、二人が憎み合うように仕向けて行きます。
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