パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉
h23.6.1 半田コロナ
半田コロナで、3Dの吹き替え版を見ました。
朔的には☆は3つ半(70点)でお薦めです。
ジャック・スパロウというキャラクターのおもしろさ、
それはジョニー・デップの魅力そのものです。
そして、そのキャラクターはすっかり定着をしました。
永遠の生命をもたらすという伝説の「泉」を探す旅。
その泉の水に人魚の涙を一滴入れて飲めば、永遠の命が
授けられます。
この生命の泉を狙う、スペイン王とイギリス王の争い。
最高権力者にとっては、不老長寿は永遠のテーマであり、
どうしても欲しいものなのでしょう。
ディズニーが描く、海賊には<宝島>を探すという
いうイメージがあり、そこには男の夢とロマンがあります。
昨今のリベリア沖の海賊のように、
無作為に民間人の船を襲い、
人質をとって身代金を要求するのと大違いですね。
でも、実際はその頃の海賊も同じなのでしょうが……。
ブラック・スワン h23.5.18 半田コロナ
朔的には☆は3つ半(70点)です。
評判通りナタリーポートマンはすばらしい演技で、
本年度アカデミー賞の最優秀主演女優賞の受賞の貫禄で
圧倒的な存在感を示していました。
その清純な美しさは、「ローマの休日」の時の
オードリーヘップバーンを彷彿とさせます。
バレーの楽しみ、醍醐味を十分見せてくれました。
「白鳥の湖」に黒鳥(魔性の女)の存在を入れるという
新しい感覚の演出が面白かったです。
主な登場人物は、バレー一筋で生きてきた主人公のニナ、
その母親、バレーの演出家とニナの役をねらうバレリーナの4人です。
「白鳥の湖」で主役のプリマに抜擢されたニナ、
それには清純な白鳥だけでなく、魔性の黒鳥を踊るという
大きな課題がついていました。
清純でまじめ一筋のニナにとって、
黒鳥は自分と真逆の存在であり、
男を誘惑し、迷わす存在です。
それを踊りの中で表現しなければならないことに、
ニナは大いに悩みます。
自分の殻を破れないニナ
それは母親の溺愛と過干渉のためであり、
今だに大人になりきっていません。
「白鳥と黒鳥」は、清純と邪悪、
正と悪、真実と嘘のように対極にあるものごとの象徴です。
人はこの二面性を持ち、そのバランスをとることが、
魅力的な女性(人間)であるための条件です。
ニナは大抜擢をされますが、
それによって自分の限界、不可能への挑戦をすることになり、
その自信のなさが、大きなプレッシャーとなります。
そして、幻覚が見え、
どこまでが現実で、どこからが幻か分からなくなります。
心は自分を写す鏡であり、最大の敵は自分の中にいます。
それに打ち勝つには、精神的に強くなり、
プレッシャーに負けない力を築いていくしかありません。
それは心が最大の敵であると同時に、
最大の味方でもあるからです。
この母と娘は、芸能界によくある一卵性の親子です。
母親の娘に掛ける思いは、
自分の果たせなかったプリマの夢を娘に託します。
ナタリー・ポートマンは
子供時代にバレエを習っていて、
この映画のために、10ヶ月の猛特訓をしたそうです。
そのかいあってバレーの演技は全く違和感のないものでした。
ヘタなホラー映画よりも怖い映画でしたが、
それは一番怖いのは人間、それも自分の心である証拠です(^_^;)。
ガリバー旅行記 h23.4.24 ユナイテッドシネマ阿久比
朔的には、☆は3つ半(70点)で、
ものすごく面白かったです(*^_^*)。
3Dにふさわしい映画で、
ジャックブラックのうまさ、おもしろさが爆発といった感じです。
ジョナサン・スウィフトが1726年に発表した小説「ガリバー旅行記」を
現代風にアレンジしたもので、小人の国、巨人の国への出入り口が
バミューダトライアングルにあるというのが新しい発想です。
ニューヨークの新聞社で働く
人は良いけど、優柔不断なだめ男のガリバー(ジャック・ブラック)が、
小人の国で活躍することで自信をつけ、
片思いの同僚にプロポーズをする物語です。
いつの時代、どんな国に行っても恋は同じです(*^_^*)。
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