マネーボール

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マネーボール 11月20日(日) 半田コロナ

 マネーボールを半田コロナでみました。
朔的には☆は3つ(60点)です。

 マネーボール理論とは
低予算でいかに強いチームを作り上げるかというもので、
その理論を実践し、貧乏球団を常勝軍団に変えた男の物語です。

 綿密にデータをとって、埋もれた人材(安い選手)を発掘します。
その狙い目は、総合力よりも一点豪華主義で、
例えば四球の多い選手とか、出塁率の高い選手などを獲得し、
試合に勝つことを第一にチームを作ります。

 アスレチックスはワールドシリーズへの
出場をかけたヤンキースとの戦いに敗れます。
来年こそは思っていた時に
アスレチックスで、良い成績を上げた選手は、
金銭トレードでヤンキース等の
金持ち球団に持っていかれてしまいます。
それは貧乏球団の宿命です。

 それでも負けないGMのビリー・ビーン
(ブラッド・ピット)は
マネーボール理論を実践して、チームを
再生することを決意します。

 この成果は時間がかかるが、
やがてチームの改革ができ、
大リーグ新記録の20連勝をします。
確かにこの20連勝は、奇跡的なことですが、
地区優勝をするくらいですから、
アスレチックスは決して弱いチームではありません。

もちろんマネーボール理論の成果とは思いますが、
感動的なドラマ性(最下位のチームが優勝するような)
は感じませんでした。
それは実話だからなのでしょうね(*^_^*)……。

 日本のかつての巨人軍がそうであったように、
お金に任せて大砲を集め、
4番ばかりでは、強いチームはできません。
マネーボール理論に待つまでもなく、
シーズンを通してコンスタントに勝つためには、
いろいろなタイプの選手が必要です。
そして厳しい練習によって、
チーム生え抜きの選手を育成していく必要があります。

 選手をもののように売り買いする
あまり良い感じがしません。
人情とか、選手との熱い交流がもっとほしかった。

 野球選手の物語というよりも、
野球ビジネスの物語で、
私的にはやや感動が希薄であった気がします。
ブラッドピットはさすがにうまかったですが……。
 

 

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