リアル・スティール h23.12.7 半田コロナ
朔的には☆は4つ(80点)で、
私にとって、洋画では今年一番の作品かもしれません。
超お勧めです(*^_^*)。
ロボット版ロッキーといった感じかな?
ロボットボクシングの迫力は、
人間同士が戦う以上のものがあります。
でもどうして、あのように人間と同じ動きができるのか?
SFXの進歩といえばそれまでですが、
驚かされました。
共通のボクシングロボットを通しての、父と子の触れあい。
子役の少年(ダコタ・ゴヨ)が実にうまい、
自然で演技をしている感じを全く感じらません。
最近の日本の子役も一頃に比べればうまくはなっていると思うが、
この子役を見ると、まだまだだと実感させられます。
このように親子の絆を描く作品は、
子役の出来が左右するもので、
この映画の成功の大きな部分を彼が占めていたことは確かです。
時は2020年のアメリカ。
格闘技はますます過激になり、
命の危険が増したために、
この時代には、人間のボクシングは禁止され、
ロボット同士が戦うボクシングとなっていました。
ただ、ロボットといっても
今より格段と進化し、人間の動き以上のことができるものです。
(ITやプログラミング技術の進化によって、
人間が遠隔操作することができる)
強いロボットを製造するには、
それを操作するソフトや組織が必要なために
莫大なお金がかかるようになります。
かつてはハングリーなスポーツの代表であったボクシング。
体一つで、努力と才能があればだれでも頂点に立つことが
できたスポーツが、この時代は企業化され、
金がないとできないスポーツとなります。
主人公のケントン(ヒュー・ジャックマン)は、
かつてはプロボクサーとして活躍し、
世界チャンピオンに、後一歩まで迫りますが、
結局夢は果たせず挫折をし、今は安いロボットを使って、
地方のボクシング巡業で食いつないでいました。
ある日、別れた妻が死に、
11歳になる一人息子のマックス(ダコタ・ゴヨ)の
世話をすることになります。
マックスとは赤子の時に別れたまま、
長い間の空白が二人の溝となり、
なかなかうちとけることができません。
マックスはロボットボクシングには強い興味をもち、
古いタイプのおんぼろロボットをゴミ捨て場から探し出して、
ボクシングロボットとして生まれ変わらせます。
親子はこのロボットを連れて巡業に回り、
次第に強いロボットとして成長させていきます。
そして、それと共に二人の心も通じ合っていきます。
そして、念願のリアル・スチール
(ロボットボクシングの世界タイトル)で
君臨するゼウスと対戦することになり、
両者は死力を尽くして戦います。
苦戦を強いられた時、
ケントンはかつてのボクサーとしての血が騒ぎ、
まるで、自分の過去を清算をするかのように、
頑張ります。
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