ステキな金縛り

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ステキな金縛り h23.11.2 半田コロナ
 
 <ステキな金縛り>を半田コロナで見ました。
朔的には☆は4つ(80点)で超お勧めです。
私の好みにぴったりとはまりました(*^_^*)。

 三谷幸喜の演出、監督です。
彼の才能は今更私が言うまでもないことですが、
改めてその凄さを感じました。
どのようにしたらあのような発想ができるのでしょうか?
そして、次から次へと話を展開し、
その展開もまたユニークで楽しい発想のもの……。
ただただ感服の至りです(^_^)v。

 映画を見ながら、一つ一つのカットに
無駄がないなあと思っていました。
そして、映像もクリアーです。

 ギャクとかおかしな動きで笑わせるのではなく、
映画のストーリーやその展開の面白さで笑わせます。
それは彼独特の方法で、
大笑いというよりも、ニンマリという感じかな?

 裁判員制度ができたり、
検事の不正もあったりして、今話題の裁判を舞台に、
その様子をまるで実況中継するように、
面白おかしく描いています。
なんと言っても、被告側の唯一の証人が
幽霊<落ち武者>だから……。
果たして裁判の顛末は?

 双子の美人姉妹(竹内結子)がいて、
姉は金持ちと、妹はうだつの上がらないサラリーマンと結婚をします。
ある日姉夫婦の別荘で、妹とが殺されます。

 妹は、姉の夫と不倫の関係にあり、
その精算のために、妹の夫が殺したとして、
妹の夫が逮捕されます。

 それに対して、妹の夫は犯行時間には、
自殺のために行った奥多摩にある旅館に泊まっていて
夜に現れた落ち武者のために金縛りにあっていたと言いました。

 彼の弁護を引き受けたエミ(深津絵里)は
どじで失敗続きの弁護士、
所属事務所から、この事件が最後のチャンスだと言い渡されます。

 そこで彼女は奥多摩の旅館に行き、
落ち武者(西田敏行)を見つけ、裁判での証人をお願いします。

 落ち武者(霊)を見ることができる人には、
条件があり、見える人と見えない人があります。
その条件とは、@最近不運が続いている人、A死を身近に感じた人
そして、Bシナモンが好きな人。
この霊を見ることができるかどうかが
この裁判の進行に大きな影響を与えます。

 この落ち武者は、戦国時代北条氏の重臣でしたが、
敵に内通しているという無実の罪で切腹をさせられていて、
その名誉回復をしてくれるならという条件で証人になることを受け入れます。

 そしていよいよ、法廷に証人として落ち武者が登場します。
果たしてこの裁判の行方は?

 今の日本映画を代表する、俳優のオンパレード
それもちょい役で出ているのだから、
三谷幸喜の影響力の凄さを感じます。
例えば、中井貴一、阿部寛、浅野忠信……。
 

 

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