シャンハイ

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シャンハイ h23.9.11 阿久比ユナイテッド

 朔的には☆は3つ(60点)です。
 
 1941年の上海、時はまさに真珠湾攻撃の前夜。
 列強は中国へ侵攻し中国を食い物にしていて、
その象徴が国際都市上海です。
租界といわれる、各国の治外法権の区域が町中を分断しています。

 その時上海を実質的に支配していたのは
日本の関東軍ですが、
その情報局を仕切っていたのがタナカ大佐(渡辺兼)でした。
そして各国の情報部員が上海を舞台に、情
報戦、スパイ戦を繰り広げていました。

 アメリカの情報部員ポール(ジョンキューザック)は、
謎の女スミコ(菊池凛子)と近づき
ある重要な情報を掴んだために殺された、
親友の情報部員の死の真相を探ります。

 真相を探る内に、日本軍のタナカ大佐や、
中国人のマフィアのドン(チョウ・ユンファ)、
その美しき妻(コン・リー)と関わっていきます。

 あの当時の上海は、退廃的で混沌としていても、
どこか活力に溢れた国際都市の
雰囲気はものすごく良くでていました。

 ただ、私は日本びいきなのか
どうしても日本人が極端に悪く描かれるのがイヤです(;>_<;)。
もちろんあの時代の日本軍部は、
ドイツのナチスと同様の悪であったことは
歴史的な事実として認めざるを得ないしても、
一方的に悪であると描かれるのは抵抗があります。

 渡辺謙が出演ということで期待して
この映画を見にいったので、ちょっとがっかりです。
彼のよさが十分引き出されたとは思えません。
また、菊池凛子の役も別に誰でも良かったと思いました。

 アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたから、
その知名度からハリウッド映画には
よく使われるのだと思いますが、
それほどの美人でもないし、
演技もさほどとは思えないだけに、
どうしてこれほ起用されるのか不思議でなりません(><)。
 

 

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