ガール

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ガール h24.6.8 半田コロナ

 朔的には☆は3つ半(70点)で
特に頑張っている女性にはお勧めです(*^_^*)。

  奥田英朗の人気小説「GIRL」を映画化したものです。

 金曜日の夕方に一人で見てきました。
客は10人程度で、私を除いて全て女性でしたが、
映画のタイトルとか内容で
恥ずかしくて入れないと思わなくなったのは、
年の功です(*^_^*)。

 地に足着いた、まじめな映画でした。
4人の女性の真剣な生き方には、
男である自分にも、共感できる部分がたくさんありました。
笑いもあり、感動(少し泣きました(*^_^*))もありで、
ラストの素敵な終わり方(まさに、ハッピーエンド)
で、生きる元気をもらえました。

 タイトルの<ガール>は、
少女というよりも、若い女性という意味ですね。
 最近流行のガールズトークとか、ガールズバーとかと、
同じような感じかな?

 主人公である女性達は、一人は29歳
後の三人は三十代前半の女性であったので、
明らかに年齢的には少女ではないので、
いつまでも<少女の心を持っている>女性のことを
<ガール>に掛けているのでしょう。

 <少女の心>とは、おしゃれをして、きれいにすることで、
自分のモチベーションをあげていく。
また、夢を持って、その夢の実現のために、
現実に負けずに生きて行くことなのでしょう。

 仕事、生き方、考え方で悩み
それを真剣に受け止め、解決をしていこうという
前向きな姿勢に好感が持てました。
 問題が発生したときに、
安易な方に逃げずに、正面突破をする。
結局それしか真の解決策はありませんからね……。
 
 ホットヨガの教室で知り合った、
由紀子(香里奈)・聖子(麻生久美子)
・容子(吉瀬美智子)・孝子(板谷由夏)の4人は、
仕事も境遇も違うけれどもなぜか気が合い、
何でも話せる親友同士でした。

  大手広告代理店に勤める由紀子は、
30歳を目前にして、仕事や結婚などに焦りを感じ、
今のような“ガール”(お姫様のような気分)で
いて良いのか?と悩んでいます。

  大手不動産会社に勤める34歳の聖子は
管理職に抜擢されたけど、
わけありの人事のため、
自分の部下に年上で仕事のできる男性がいて、
ことあるごとに、自分に盾をつき、
そのいらいらでストレスが溜まっています。

 老舗文具メーカーに勤める34歳の容子は、
気がつくと婚期を逃し、
会社ではお局様のような存在になっています。
ある日一回りも年の違う、
イケメンの新入社員の指導係となりますが、
しだいに彼のことが気になっていきます。

  孝子(板谷由夏)は離婚を経て、
6歳の息子を抱えながら3年ぶりに営業職に復帰しました。
仕事も家事も頑張り、
母親役だけでなく、父親役も完璧にやろうとして、
最愛の息子から、頑張り過ぎと言われてしまいます。

 映画の主人公達は、
<自分の人生は自分で決めたい。>と思っています。
自分が決めたものだから、自分に責任がある、
だから、頑張ってしまいます。

 主人公達は、自分の決めた人生に悩み、
悪戦苦闘をしています。
それは、少しでも良くしたいという気持ちがあるからです。
 

 

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