臨場 劇場版 h24年7月7日 名古屋駅前ピカデリー劇場
朔的には☆は3つ半(70点)でお勧めです。
面白かったです(*^_^*)。
原作は横山秀夫で、彼のミステリーは、
他の作家とひと味違っています。
検視官の倉石(内野聖陽)の活躍を描いています。
私はずっと検死官だと思っていました(*^_^*)。
検視とは、法令用語上では
「検察官またはその代理人によって行われる
死体の状況捜査のこと」で
「検死」という法律用語はないそうです。
この映画から、検視官の捜査での真の役割、
働き、大切さを知りました。
検死官倉石の組織に縛られない破天荒な行動が、
すがすがしくて気持ちがいいです。
それは、組織の中にいる人間として、
自分もああなりたい、あのように言いたいことを
言ってみたいという願望のためではないでしょうか?
検視官をトップにした組織は、
大学の研究室みたいな感じですね。
検視官が教授で、見習いが準教授、心得が講師。
教授を中心にある研究テーマを成し遂げていく、
そんなふうに見えました。
倉石班だけかも知りませんが……。
臨場とは、殺人現場等に出向き、
初動捜査を始めることだそうです。
検視官が臨場し、手を合わせ、
倉石の「はじめっか」の言葉で検視が始まります。
「死者の最後の声を拾う」「根こそぎ拾う」を合い言葉に
徹底的に検視をします。
検視とは死亡推定時刻を特定するくらいに思っていた私には
驚きです。そこまでやるかと……。
それにしても2時間半は長い。
もしこの映画が2時間で終わっていたら、
評価はもう一段階あがったことでしょう(*^_^*)。
とにかくいろいろなものを詰め込みすぎで、
それが原作のせいか、監督のせいかはわかりませんが、
ラストの30分は余分です。
刑法第39条 責任能力
最近の通り魔殺人事件を彷彿とさせるような事件によって
罪もない何人もの人が殺され、けがをします。
しかし犯人は、心神喪失を主張し、精神鑑定の結果
それが認められ、刑法第39条から無罪となります。
それから、2年後この事件の弁護士と精神鑑定をした
医師が相次いで殺害をされます。
果たして犯人は……。
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