テルマエ・ロマエ h24.5.13 半田コロナ
朔的には☆は3つ半(70点)でお勧めです。
中笑いという感じかな(*^_^*)?
劇場は中ぐらいの大きさでしたが、
半分くらいの席が埋まっていました。
いつもの日曜日のコロナは、ガラガラなので、
隣の席に人がいるのが新鮮でした(*^_^*)。
この映画にヒットの予感ありです。
若いカップルが多く、映画の開始と同時に
あちこちで笑いが起こりました。
喜劇は周りの雰囲気に影響されるから、
「笑う」体勢ができた気がします。
この映画の原作は、マンガ大賞&手塚治虫文化賞の
ダブル受賞を果たした、
ヤマザキマリの大ベストセラーコミックです。
発想のユニークさに感心しました。
映画の面白さは、演技力もさりながら、
まずはストーリー(脚本)の面白さが重要だと思います。
最近は日本のアニメとか劇画とかのヒット作が
映画となっています。
ネタが枯れてきたこともあるかもしれませんが、
それ以上にそれらの作品の質が高くなってきたためだと思います。
私はアニメや劇画(マンガ)は、
ほとんど見ませんが、
それがドラマになったものはよく見ます。
「仁」とか「カイジ」とか……。
昔はとんでもない突飛なストーリーが、
絵空事とばからしく思っていました。
しかし、もうすでに映画の世界は
それ以上の所にきていますから、
全く違和感はありません(^^;)。
古代ローマの風呂といえば、
カラカラ大浴場がすぐに思い浮かびます。
詳しくは知りませんが、サウナのような蒸し風呂で、
日本のように湯船につかる温泉や、
大衆浴場(銭湯)ではなかったと記憶しています。
でも、そんなことはどうでもよいことで、
だいたい、古代ローマから現代の日本へ
何度も行ったり来たりタイムスリップするのですから、
それに比べれば全く些細なことです。
古代ローマのテルマエ(ローマ式の大浴場)設計士である
ルシウス(阿部寛)は、
最近のテルマエ設計の手法に疑問をもっていました。
なんでもかんでも目新しいものを取り入れ、
本来のテルマエの目的である真の安らぎが
おろそかになっていたからです。
そんな風潮が高まり、だんだんと仕事がなくなり、
それを挽回するために今までにない発想の
テルマエを作りたいと悩んでいました。
そんな彼を見かねた友人に誘われ、
テルマエに行ったルシウスは、誤って浴槽の排水溝に落ちたことで
平たい顔族(現代の日本)の大衆浴場に
タイムスリップします。
日本の大衆浴場での見聞は、驚きの連続でした。
そして再びタイムスリップして、古代ローマへ戻ると、
日本の銭湯での見聞をいかし、
新しいテルマエを設計し大評判となります。
そして、その名声が時の皇帝の目に留まり
今までにない全く新しい発想のテルマエを依頼されます。
ルシウスはなぜか何度も
タイムスリップを繰り返しますが、
そこにはいつも漫画家志望の真理(上戸綾)がいます。
彼女は漫画家としての自分の才能に疑問をもち、
一度はあきらめましたが、
同じ境遇のルスウスと出会い、
共に戦う内に、もう一度夢に挑戦してみようと思います。
ルシウスが、現代日本へタイムスリップして
シャワートイレにびっくりします。
これは納得です(*^_^*)。
トイレに入ると、便器の蓋が自動的に開き
音楽が流れるのですから
ルシウスでなくてもびっくりするでしょう。
さらに終わった後のお尻へのシャワー、あの快感はくせになります。
初めての時の驚きと感動が甦り、
ルシウスの行動に思わずうなずいてしまいました(*^_^*)。
|