マリーゴールド・ホテルで会いましょう

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マリーゴールド・ホテルで会いましょう h25.3.2 
ミリオン座

 朔的には☆は3つ(65点)でした。

 80代のイギリス人男女6人の、それぞれの老後を描いています。
 長い間住み慣れたイギリスから、一大決心をしてインドでの
老後を決意した6人には、それぞれ複雑な思いがありました。

 文明国のイギリス人にとってインドでの生活は、
信じられないことの連続でした。
人の多さ、喧噪、貧しさ、不健康、非衛生、
そして文化的でない生活等々……。

 インドのリゾートホテル<マリーゴールドホテル>では、
快適な老後を過ごすことができるとの歌い文句に誘われ、
初めての国インドで暮らす決心をして6人ですが、
ホテルについた途端にそれが幻想だったと知ります。
それはまるで、今までの人生がそうであったように……。

 前に進まなければ何も変わらないし、何も産まれません。
人が未来に希望がもてないのは、
明日も今日と同じだと思うからです。
その逆に、未来は今日と違うと思った瞬間から、
明るく楽しい世界と変わります。

 この映画はまさにこの言葉を裏付けるものでした。
6人の内、明日に向かって何かの行動をした人は、
そこに明るい明日を見、
行動しなかった人は、幻滅な過去へと追いやられてしまいます。

 明るい未来を作るためには、
そこにそのまま居座っていてはだめで、
今、未来に向かって何かの行動をしなさいと
教えてくれた映画です。

 また、この映画から、
人は幾つになっても恋をし、恋に憧れる存在であると知らされます。
その恋の相手がたとえ人のものであっても、
その感情はとめられません(><)。

 恋する人と一緒にいて、話をするだけで楽しい気分となります。
素敵な仲間も良いけど、素敵な恋もまた良いものです(*^_^*)。

 だから幾つになっても、
人を好きになる気持ちは忘れたくないものです。
それが若さの秘訣であり、生きる楽しみでもあるのですから……。

 6人の老人の中には、ジュディ・デンチ、
マギー・スミス、ビル・ナイといった名優がいます。
また、マリーゴールドホテルの支配人は、
『スラムドッ グ$ミリオネア』のデヴ・パテルでした。
 

 

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