プラチナデータ h25.4.12 阿久比ユナイテッドシネマ
東野圭吾作の<プラチナデータ>を読み終え、
映画も見てきました。
朔的には☆は3つ(55点)でした。
原作と映画は違うと聞いてはいましたが、
これほど変わっているとは、ちょっとびっくりです(^_^;)。
日本国民のDNAの提出が法律で決まり、
そのシステム化によって、犯罪の検挙率が格段に上がる
近未来の物語です。
しかし、システムを運用していくと、
本来あってはならないはずの、
DNAに該当しないデータがいくつか出てきます。
それはDNAシステムの欠陥なのか?
その鍵を握るのが<プラチナデータ>です。
登場人物の名前とコアになる部分以外は、
大幅に変わっていました。
特に重要な役回りを演じる
水上教授が男から女に変わっていたことが一番の驚きでした。
朔的には映画のできはあまり良くなく、
今まで見た東野圭吾作品の中でも、
一番ダメだったように思いました。
DNA捜査システムを管理する研究所のシーン等は、
ハリウッド映画と違って、あまりにもお金をかけていないことが
わかってしらけてしまいます。
そして、この作品の鍵を握る水上教授を
鈴木保奈美が演じました。
彼女も年をとりましたね、
年をとっても魅力的な女優さんはいっぱいいますが、
今回の彼女はダメでした。
精彩がなく、生き生きとしていません。
仕事帰りの映画という疲れもあり、
うつらうつらして見ていました。
それでも原作を読んでいるので、筋はわかりましたが、
映画だけ見た人は、このはしょり方で
理解できたのでしょうか?
東野圭吾といえば、殺人事件の謎解きもおもしろいですが、
それ以上に社会性のあるメッセージを発信しています。
それが映画や小説にぴりっとしたアクセントを与えてくれますが、
今回は、近未来ということもあって、
その社会性もインパクトが少なく感じました。
それは<プラチナデータ>の意味に込められていますが、
それを説明することはネタバレになってしまうので、
言いません(*^_^*)。
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