朔的には☆は3つ半(75点)で、
歴史スペクタルの好きな人にはお勧めです。
旧約聖書の「出エジプト記」に登場する、
モーゼのエピソードをベースにしてありますが、
ネットで調べると、細かい所は大分違っています。
紀元前1300年のエジプト。故あって王家の養子として育ったモーゼは、
成人してから、自分の出生の秘密と自分がヘブライ人であることを知り、
兄弟同然として育ったエジプト王ラムセスと袂を分かちます。
それは神からの啓示で、エジプトの奴隷として苦しんでいる
40万のヘブライ人を助け、
「約束の地」を探し求める、苦しい旅に出るためでした。
このような映画こそ映画館で見るべき映画で、
映画館でなければ、味わうことができない大迫力の映像が楽しめます。
モーゼといえば「モーゼの十戒」と
海を割る奇跡位の断片的なことしか知りませんでしたが、
この映画のおかげでモーゼを知ることができました。
英雄は、人を引きつけるカリスマ性が必要で、
勇気や決断力、それに伴う責任と苦悩があります。
それは自分の決断によって、
人の命運を左右することへの苦しさの伴うものです。
とても私には出来ません(-_-;)。
「ノアの箱舟」など旧約聖書に書かれていることの映画化が
最近続いていますが、SFなどのフィクションにはない深いものを感じます。
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