フィフティ・シェイズ・オブ・グレ

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 朔的には☆は3つ半(75点)で、性的な刺激がほしい人にはお勧めです。
結構過激なセックス描写があるのでご注意を。

 50の顔をもつグレ(主人公の名前)というタイトル名ですが、
タイトルからは、社会的な表の顔と、個人的な裏の顔を持つ
多面的な男(グレ)の物語という感じでしょうか。

 絶対に眠くならない、こういう映画が私は大好きです(^_^)。
 やはり夢はしょぼいものより、超がつくくらいの大きな夢の方が良いですね。
アメリカンドリームと、その結果としての超セレブな生活
自分には絶対無理だけに、映画で見るのは好きです。

 若くして成功し大金持ちになったグレに一目惚れされた女子大生アナの物語。
彼女は雑貨屋でアルバイトをし、
友達とルームシェアーをしている普通の大学生です。

 グレの彼女へのアタックはこれでもかこれでもかというセレブで、
豪華な仕掛けに満ちていました。

 初めは自分なんてと思っていた彼女も
グレに愛されているという実感と共に、夢が現実となっていきます。
 でもグレには大きな秘密があり、
サディストとして絶対の支配者という形でしかセックスができませんでした。
それは子供の頃に受けた母親からの虐待が、
トラウマとしてあり、女を支配することが
それから逃れることができる唯一のものでした。

 アナは深く愛するが故にそんなグレを一旦は受け入れましたが
冷静になってみれば、サディストの彼の行為には
真の愛がないと知り、彼から離れていきます。

 「O嬢の物語」(1975年に同名の小説を映画化)の現代版といった所でしょう。
人にはいろいろなフェチ、性癖がありますが、
自由な大人の関係として、お互いが納得すれば良い世界だと思います。
でも、それがあまりにも極端になると話は別で、異常な世界となります。

 グレはお金とか名声を使って彼女を支配しようとしたが、
結局彼女に支配されてしまうという落ちでした(#^.^#)。
AV並のセックスシーン、でもいやらしくなくて美しいのは、
二人の肉体の美しさが際だっていたからでしょう。
 

 

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