ソロモンの奇跡

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 新学期になって、いろいろと気ぜわしく時が過ぎています。
特に忙しいという訳ではないのですが、
何か落ち着きません。

 今年度は木、金が休みになり、
3日行って4日休むという勤務体系になりました。
今年が再任用最後の年などで、来年度以降の準備
(仕事がなくなる状態)をしなくてはと思っていますが、
なかなか気力が続かず、相変わらず現状維持を続けています。

 映画もなかなか見に行けず
というかどうしてもみたい映画がないので、映画館に足が向きません。

 それでも、ソロモンの偽証の前編は見ました。
なかなか面白かったので、後編が楽しみです。

 自分の中学校で起こった、同級生の不可解の死に、
自分達が裁判官、検事、弁護士となって、
学校で裁判をして真実を確かめたいという物語です。

 主人公の中学生の女の子(オーディションで選ばれた新人)を
始め、中学生たちの演技が上手で、
画面に引き込まれ、あっと言う間に時間が過ぎてしまったことを
考えると良い映画だったのでしょう。

 私は正直言って、映画を前編と後編に分けてやるのは、
あまり好きではありません。
2回もお金を払い、映画を見るための都合や時間も
余分にかかるわけです。
それなら、1回で少し長くしてやるべきだと思うし、
それが映画監督の力量だとも思っています。

 結局前編の方は何の結論もでない映画となり、
意味のない映画(後編をみるためだけの意味)が
私的には嫌で、今回もレンタルビデオで見ようと思っていましたが、
ラジオの映画紹介で、すばらしいとの映画評論を聞いたので、
一気に見たくなりました。
全く主体性がなく、流されやすい性格で嫌になります。

 前編は中学生の新鮮な演技と自殺か他殺かの
推理が面白くて、画面に引き込められました。
この調子なら、後編も大いに期待できると思って見ていましたが、
結果は、朔的にはややがっかりでした。

 後編は、同級生の死の真相を自分たちの手で
探ろうと、中学生が判事、検事、弁護士となって
学校で裁判を行うというものです。
もともと、そんなことは非現実的な絵空事で、小説の世界だけの
話とわかっていても、どんな風に物語が展開するのか?
ラストはものすごいどんでん返しが待っているのではと
期待をしていました。

 でも、残念ながら死の真相は意外なものではありましたが、
意表を突く、驚きはありませんでした。
ラジオの番組で誰かが言っていましたが、
「前編はミステリー、後編は青春ドラマ」と、
これがぴったしの表現だと思いました。
 

 

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