君の名は h28.10.16 阿久比ユナイテッド
ストーリー<ネットより>
1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、
山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、
自分が東京の男子高校生になった夢を見る。
日頃から田舎の小さな町に窮屈し、
都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。
一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、
行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。
心と身体が入れ替わる現象が続き、
互いの存在を知った瀧と三葉だったが、
やがて彼らは意外な真実を知ることになる。
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<君の名は>を見てきました。
朔的には☆3つ半(70点)で、お勧めです。
この映画は、10/24現在、興行収入126億円、観客数は126万人で、
さらにこの記録は伸び続けています。
最近はネットの評判を、映画を見る時の参考にしています。
今年話題になった「シンゴジラ」もそうでした。
普段は怪獣映画やパニックものは見ないのですが、
ネットの評判がすこぶる高く、
その評価の高さを自分の目で確かめようと見てきて、
なるほどの腑に落ちました。
今回の「君の名は」も同様です。
こちらは、シンゴジラよりも評価が高く、
8月に公開されたものが大ヒットし、
今だに上映されていて、それも結構な客入りだというのですから、
たいしたものです。
最近東宝の株が、<シンゴジラ>と<君の名は>のヒットのおかげで
大きく値上がりしました。
映画は化け物ですね、制作費がたとえ10億かかったとしても、
興行収入が100億を越えることもあるのですから、
もちろん逆もあり、下手をすると大きな借金を負うこともあります(;>_<;)。
私は10月16日(土)に見てきましたが、
さすがにお客はまばらだろうと思っていましたが、
たくさんの客がいてびっくりしました。
小学生くらいの子供との親子連れが多かった気がしますが、
果たして小学生にこの映画の意味はわかったのでしょうか?
何度も見るリピーターがいるそうですが、
私はそこまでの映画とは思いませんでしたので、
リピートをする日とのの気持ちは分かりません。
「シンゴジラ」の時もリピーターがあると聞きましたので、
大ヒットするには、大事な要素かもしれません。
映画はストーリーがしっかりしていて、
単に高校生男女の入れ替わりと、
そのラブストーリーではない、もっと深いものを感じました。
人間の入れ替わりものは結構あり、
それにどう+αするかが勝負でしょう。
今回は千年に一度の彗星の落下
(これは東北大震災を彷彿とさせます。)
し、大きな被害を受けた村に住む、
神職の娘が主人公です。
そのため、その村の人々の生活、風習、伝統、
歴史が描かれて、話に深みをましています。
それと、もう一人の主人公である、
男子高校生の住む、現代の東京との対比が
見事です。
映像のクリエイティブさは、本物以上に本物に見えます。
東京のビル群や田舎の風景などもすばらしいのですが、
特に私が感心したのはスマホの描写です。
スマホ本体に実物以上の質感を感じたことだけでなく、
メールやLineでのやりとりに臨場感があり、
最近のアニメは恐るべしと感じました。
気になると言えば、映画の中の引き戸、
電車のドアとか住宅の引き戸が多用されていたのは、
何かの象徴なのでしょうか?
例えばその引き戸は、過去と現代、現代と未来を
つなぐ入り口とか……。
映画のテーマは探し求めるものは、
真剣に思い続けていけば出会うことができる。
(実際はそうとばかりはいかないが、
もっとも私は、途中でいつも諦めてしまうけど(^_^))
ラストはそんな希望を与えてくれるものでした。
会えそうで会えない、
じれったさは、サスペンスに似ています。
そのじれったさを、よくぞここまで引っ張ってくれ、
ハッピーエンドとしてくれてありがとうと
監督に言いたいです。
ラストは少々うるるとしたのは、
やっと巡り会えて良かったねという
素直な気持ちからです。
劇中歌の良さも評価の一つでした。
昔の名画には必ず名曲があって、
映画以上にヒットしたものです。
今だに映画音楽を聴くと、映画と
そのころのことが浮かんできます。
この歌を歌った歌手は知りませんでしたが、
この大ヒットのおかげで、すでに紅白への切符が
とりざたされています。
今回のようにメッセージ性の強い歌詞には
ドラマを盛り上げる効果があることは間違いありません。
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