シン・ゴジラ

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 シン・ゴジラを阿久比のユナイテッドシネマで見ました。
朔的には☆は3つ半(70点)でおすすめです。

 今までのゴジラとは全く違う雰囲気のもので、
まさに新ゴジラです(*^_^*)。
私は怪獣ものとか、怪奇もの、SFものよりは
人間ドラマを描いた映画が好きですが、
今回はネットでの評判がものすごく良かったので、
その理由を探ろうと、あまり期待をせずに見に行ってきました。

 この感想を書いているのは、
北朝鮮が核実験をした日(9月9日)です。
テレビでは、最悪の事態についていろいろと
識者が話していますが、日本には核の脅威が現実のものとなったわけで、
不測の事態が起こらないことを祈るばかりです。

 危機管理は、首都直下型地震だけでなく、
戦争、核ミサイルなどの想定外のことに
どのように対応していくのかが、問題なわけで、
それを見事にこの映画は見せてくれました。
このことがこの映画の評価が高かったことの原因かと、私は思います。

 日頃は評判が悪く、
日和見主義の代表であるかに言われている官僚組織が、
この映画では英雄として描かれています。
スーパーマンやスパイダーマンのような、
ヒーローではなく、組織として、
それをまとめ、率いていくリーダーが英雄として
描かれています。

 この映画は、突然東京にゴジラという
巨大な殺人兵器が現れて、首都圏をパニック状態にします。
その危機管理のために、組織を立ち上げますが、
そのトップである大臣等の政治家は、
全く不甲斐ないものとして描かれ、
逆にそれを支える官僚の有能さ、勇気、決断、才能を
際だたせています。

 ここらあたりが、
今までのゴジラなどの怪獣映画との視点を違え、
それが新鮮に感じられました。

 それから、変な家族愛とか、夫婦愛などの
お涙頂戴的なエピソードを挟まず、
純粋にゴジラという得体の知らない
危機に対して、組織として立ち向かっていくという
形にしたことが、成功だったと私は思います。
 

 

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