闇金ウシジマ君3 [朔太郎]
阿久比ユナイテッドシネマで
「闇金ウシジマ君3」を見てきました。
私はこの「闇金ウシジマ君シリーズ」が好きで、
ドラマもレンタルで全て見ましたし、
映画版も劇場で全て見ました。
人の不幸は蜜の味と言います。
私はちっちゃい人間で、自分より不幸な人を見て、
自分の今の幸せを感じるという情けない男です。
本来人の幸福とは、自分の価値判断で決める絶対的なもので、
人との比較で計る相対的なものではないはずです。
サラ金の高利が社会問題化し、
是正されて久しいわけですが、
ここの<カウカウファイナンス>の闇金はものすごく、
トゴ(10日で5割の利子)で、
5万借りると利子を引いた2.5万が渡されます。
当然違法(現実にあるかどうかは別にして)ですが、
借り手としては万策尽きての最後の手段、
最後にすがる場所として闇金があります。
人が借金で落ちていくのは、
遊びのための借金で、パチンコや競馬等の賭事、
男の風俗やキャバクラ、女のホスト狂いなどが
典型的なパターンです。
ほとんどが家族には内緒の借金、
いざとなれば闇金は違法だから、踏み倒せばいい、
そんな安易な考え方で闇金に手を出します。
でも、<カウカウファイナンス>の取り立ては
生半可なものではなく、
情け容赦ない徹底ぶりは逆に気持ちがいいほどです。
まあ、映画のなかの人ごとですし、
原因のほとんどが自業自得だから、
もっと自己管理をしろと突っ込みを入れながら見ています。
ただ自分の見得とか遊ぶ為の借金で
人が落ちていくのは自業自得ですが、
連帯保証人になると、単純に自己責任だけとは言えません。
ただ、連帯保証人になり、代わりに借金を払わないようにするための、
用心とか、人を見る目を養うとか、
毅然たる態度で断るなどの、不断の努力は必要だと思います。
それによって自分だけでなく、
家族の運命さえ変えてしまうのですから……。
これを言うと誤解されるかもしれませんが、
私は連帯保証人だけにはならないように、
注意して生きて来ました。
その注意とは、親友を作らない、
親戚とは深く交わらないようにしてきました。
なぜなら、若い時の私は人に頼まれると
断れない性格だったからです。
(今はそんなことはなくなりつつありますが……。)
その努力の甲斐もあって、
幸い一度も連帯保証人になってほしいとの依頼がなく、
幸いだったと思っています。
ただ、近い身内(親とか兄弟)からの依頼だと
断れないかもしれなかったので、
家族に恵まれていたことは確かです。
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