2 人間は、誰しもおせじを好む。 リンカーン 3 良い評判を立ててやると、その人物は決して、その期待を裏切らない。期待をかけてやれ! 4 人間は、誰でもほめてくれる人を好くものだ。 5 人が事物や他人に対する考え方を変えると、自分に対する事物や他人の態度が変わってくるのを発見する。 6 わかりやすく話すことのできない人間は、用のある話をすることはできない。 7 まず、相手の長所をほめ、それから、徐々に相手の欠点を教えてやればよい。 8 議論に打ち勝つ方法は、この世にただ一つしかない。それは、議論をさけることだ。 9 フランスの上流階級では、男性は婦人の服装について一晩に何度もほめるように子供の頃からしつけられている。 10 口論することによって、得られるものは何もない。常に失うだけだ。 11 友情というものは、向こうの方から作るべきものだと考えていたら、あなたは決して多くの友人は作れないだろう。見知らぬ人に話しかけるのは、場合によっては失礼なことかもしれないが、しかし、話しかけられて怒る人はいない。 12 人から押しつけられた意見よりも、自分が思いついた意見をはるかに大切にするも のである。暗示を与えて結論は、自分で出させるのが得策だ。 13 相手のことを話題にすれば、相手は何時間でも耳を傾ける。 14 どのように話すかは、話の内容と同じくらい重要である。判断力を持った人間よりも、耳をくすぐられて喜ぶ人間の方が多い。 15 もし、相手を自分の意見に賛成させたければ、まず自分を相手の味方だとわからせることだ。 16 人間は、生まれつき感謝を忘れやすくできている。恩知らずを気にやむかわりに、恩知らずを予期しよう。 17 無知な人間を議論で負かすことは不可能だ。どんな人間でもその人の考え方を変えさせるには、議論をもってしてはできない。 18 ほめられた後では、苦言もたいして苦にならないものである。 19 上役から叱られることほど、向上心をなくするものはない。人の努力は心より認め賞賛を与える。相手が相手なりに重要人物であると認めてやること。 20 他人の長所をのばすには、ほめることとはげますことが何よりだ。 21 人を動かすには、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。 22 人は、誰でも何らかの点ですぐれていると思っている。相手が相手なりの世界で、重要であると率直に認め、そのことをうまく相手に悟らせるのだ。!! 23 人を扱う場合、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見と自尊心によって、行動することを心得ておけ。!! 24 たとえ、わずかなことでもおしみなくほめてやること。 25 教えないふりをして相手に教え、相手が知らないことは、忘れているのだと言ってやる。 26 人はどんなに間違っていても、決して自分が悪いとは思いたがらぬものだ。 27 人にしてもらいたいことを、人にもしてやろう。 28 人間は、他人に認められることを渇望している。 29 やさしい言葉で相手を説伏できないような人は、いかつい言葉でも説伏できない。 30 人を動かす秘訣はこの世に一つしかない。自ら動き出したくなるように仕向けること。相手の欲しているものを与えること。
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