段取り
『段取り』という言葉あります。
その意味は、広辞苑によると、@芝居などで、筋の運びや組み立て。
A事の順序・方法を定めること。B心構えをすること。工夫すること。
とあります。
私の言いたい段取りはAの「事の順序・方法を定めること。」にあたります。
ついこの間まで教育実習生が来て、2週間という実習期間を終えて帰って行きました。
この短い時間で何が学べるかと言われてしまえばそれまでですが、
「人にものを教えること」の大変さや難しさは十分に感じてくれたことと思います。
教員の授業もこの『段取り』が大切です。
教育実習生の授業を見ていて、改めてそう感じました。
『段取り八分』とも言われるように、
段取りの善し悪しで80%方、うまくいくかどうかが決まります。
どんな仕事でもそうですが、求める結果があり、
その結果をより効果的に果たすためには、
そのための道筋を立てることが肝心で、
その準備や障害を取り除いておくことが段取りです。
例えば会議で自分が司会をするとして、自分の求める結果を出したいなら、
その結論へ導くためのわかりやすい資料作りや、
出席者への事前の根回しが必要です。
とりあえず会議を始めて、自然に良い方向に行くのを待っているのは駄目で、
その方向に導いて行くことが司会者の役割です。
会議をスムーズに進行し、求める結果を出すのは、
会議の前にどれだけ汗をかいておくことができたかで決まるもの、
まさに「段取り八分」ですね。
段取りの下手な人は仕事のできない人。
それが自分だけの問題で留まっている間は良いのですが、
それが人と関わってくると、大きな迷惑がかかります。
だらだらと続く長い会議、でも結局何も決まらない、
そのあげくもう一度会議をやり直すとなると、犯罪ですね(*^_^*)。
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