エディプスコンプレックス

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 「エディプス・コンプレックス」は私も持っていますよ。私の母親は小柄ですが、美人で社交的な人でした。病気がちで体が弱く、ワンマンで短気な父親に押さえられているような感じがして、可哀想で仕方がない時期がありました。そんな母を理想の女性と意識はしないけど、潜在的には持っていたと思います。控えめで家庭的な所が良かったですね。

 ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」がこの「エディプス・コンプレックス」が一つの鍵になった小説です。地主で強欲な父親が殺されるのですが、4人の母親の違う息子の誰かが殺すわけです。その殺人の理由の一つがこれになります。