高校の時に見た映画
皆さんは、ジュリアーノジェンマを知っていますか?JJと呼ばれていましたよね。マカロニウエスタンといって、イタリア製の西部劇が一時代を作りました。迫力ある銃撃戦(主人公以外、ほとんど死んでしまう)が売りでした。私も彼の甘いマスクが好きで、よく映画館に行きました。その頃のスターはどこへ行ってしまったのでしょうか?私の記憶違いでなければ、クイントイーストウッド(マディソン群の橋)もマカロニウエスタンの出身ではなかったでしょうか? それから、アランドロンは世紀の2枚目ですよね。彼以上のハンサムな俳優さんを私は知りません。(同じフランスの女優、カトリーヌドヌーブが大好きでした。彼女の昼顔は衝撃的で少年である私は強いショックを受けました。)今はハリウッドも個性派が受ける時代ですからね。ただの2枚目ははやらないのかも知れません。でも、アランドロンは演技力もありましたね。「太陽がいっぱい」はすばらしい映画でした。ラストシーンのあっと驚く大どんでん返しは、今思いだしても胸がドキドキします。最近この映画のリメイク版(リプリー)を見ました。マットデュモン(グットウィルハンティングの天才青年)がアランドロンの役をやったのですが、面白くなく途中で寝てしまいました。やはり、あの役はアランドロンでなければだめです。 チャールトン・ヘストンのベンハーは何度も見ました。あの迫力ある戦闘シーンは映画史に残る傑作だと思います。ラッセルクロウのグラデュレータも良かったけど同じ史劇で比較すると、私はベンハーの方が上だと思います。(これはあくまでの私の独断と偏見です。) 昔の映画を見たくなり、この間レンタルしてきた「昼顔」というフランス映画を見ました。この映画は1966年に上映されたもので、私は高校1年生の時に映画館で見ました。その当時は、フランス映画全盛の頃で、今のようにハリウッド映画一辺倒ではなく、バライティーに飛んだ、映画界の戦国時代とも言える時期でした。私は蒲郡市に住んでいましたが、その近くに日活の映画館があり、そこのビラ下(映画のポスターを貼ると、ただの入場券がもらえる)を、定期的にもらえた(母は外向的で、近所の人気者であったから、その店の人からいつももらっていた)ので、それを使って、日活の映画館へ月に2回は行っていました。 日本映画はほとんど見なかったけど、そこは日活がかかっていないときは、洋画をやっていたので、洋画を選んで見に行っていました。そのころはフランス映画が全盛の頃で、アランドロンやジャンポール・ベルモンドやブリジットバルドーなどが活躍していましたが、私はその中でカトリーヌ・ドヌーブの大ファン(気高い美しさに惹かれた)であったので、彼女の作品が上映されれば必ず見ていましたが、その中の作品の一つがこの「昼顔」です。 |