睡眠時無呼吸症候群
1いびきをかく 2いびきの途中で呼吸がとまる 3息が詰まって夜中に目が覚める 4のどが乾いてめがさめる 5トイレに何度も行く 6朝頭がすっきりしない 7昼間眠くなる。こんな症状です。8月 22日(金)に半田市民病院の耳鼻咽喉科に行きました。特に悪くなったわけではないけど、先延ばしにしていたわけです。診断の結果、症状を見るために26日の夜に一晩病院に泊まることになりました。口に機械をつけて、何度無呼吸になるかを調べるのだそうです。その翌日の朝には退院で、入院そのものはたいしたものではないのですが、検査の結果によっては寝る時に、何かの器具を鼻と口に付けて寝ることになります。昨日は夕食を自宅でとってから、市民病院(車で5分くらい)へ行き入院をしました。4人部屋で、7時 30分に医療器具会社の社員の方が病室に見え、器具の取り付けと説明をしてくれました。のど仏の近くのセンサーでいびきを、鼻の下に取り付けたセンサーで呼吸をしているかどうかを、指先のセンサーで脈拍、心臓の下につけたセンサーで心拍数をチェックします。器具を取り付けた感じはそれほど違和感はありませんが、病室の雰囲気や検査をするんだという緊張感から寝られるかどうか心配でした。寝られないと再検査ですからね(笑)。しばらくしたら担当の医師が来て、<1時間も寝れればいいとか、眠れなければ睡眠導入剤を飲んだら>などと話してくれました。この言葉を聞いて緊張がほぐれました。 夜中に看護婦さんが見回ってくれた時には、よく寝ていたそうです。(いびきをかき、呼吸も止まっていたそうです)9時半に寝たので4時頃には目が覚め、6時頃までウトウトしていました。この頃では最高の睡眠時間でした。そして、朝食を食べ、8時半に退院しました。入院費用は 14000円でした。今日午前中に病院に行って、検査の結果を聞いて来ました。結果は予想通り、「重症」だそうです。早速医者から2つの事を言われました。一つは、在宅持続陽圧呼吸法(CPAP)をやること。もう一つはダイエットです。器械が9月1日の夜に届くので、そこから、寝る時はその器械を口と鼻につけて寝ます。無呼吸になった時に、その器械で風圧を送り気道を広げるそうです。そして、一ヶ月ごとの検診が必要になりました。しばらくはなれるまで寝にくいかもしれないけど、その内なれるでしょう。どちらにしろ、無呼吸で寝ているのは身体に良いわけがないので、これを機会にしっかりなおしたいです。 睡眠時無呼吸症候群( SAS)とは、さまざまな原因により睡眠中に呼吸の停止(無呼吸)を繰り返し、熟睡できないために、昼間に強い眠気を感じるようになることです。7時間睡眠のうち10秒以上続く無呼吸状態が30回以上起こる場合(40回以上で、保険が適用される。私は検査の結果68回の重症でした。)を言うのだそうです。なぜ寝ている時に呼吸が止まってしまうのか? 正常な人でも、睡眠中は起きている時に比べて気道(空気の通り道)が狭くなっています。特に、肥満の人やアゴの小さい人、ちくのう症などの鼻の悪い人、扁桃腺肥大のある人は気道が押しつぶされ閉塞しやすくなっています。すると空気が気道を通れなくなり呼吸ができなくなってしまうことがあるのです。私はこの内、肥満と鼻の悪いが該当します。 睡眠中であっても、しばらく呼吸が止まっていれば息苦しくなり目が覚めます。そして、呼吸を再開して眠りにつきますが、再度呼吸が止まって息苦しくなります。これを一晩中繰り返し熟睡できなくなってしまうのです。 今行われている一般的な治療法は、経鼻的持続陽圧呼吸器( CPAPシーパップと読みます。)によるものです。CPAP装置とは、睡眠中に鼻マスクを通して、のどに空気を送り続けることによって気道の閉塞を防ぐ装置です。9月1日の夜、 CPAC装置を初めてつけた感想です。とても寝ることができるような代物ではない。鼻はマスク(丁度酸素マスクのような形をしていて、そこから一定の圧力の空気が流され、鼻がスウスウする。)で固定される。(固定されているという感覚が強く残る) 口で息をすると、その空気が口から漏れるので効果がない。そこで口を閉じて寝なければならない。元々、鼻が悪い方で、口を開けて寝ていたために、口を閉じて寝ることがむつかしい。昨日は一晩中意識が鼻と口にあって、寝た気がしなかった。頭は霞が張ったみたいでぼーとしている。これをずっと続けていかなければならない。先が思いやられることになりました。 私のCPAC療法の方は思った以上に苦戦をしています。眠りに入るのが難しく、かつ眠りから覚めるのが早いからです。だから、<睡眠導入剤>を使っています。これを使っても、1時半頃、3時頃に目が覚めます。本格的に眠れるのは、3時以降です。昨日は3時頃に目が覚め、睡眠導入剤を飲んだ後、しばらくマスクをせずにいたら、そのまま眠って朝になっていました。久しぶりに<寝た>という気分になりました。何とも、情けない話です。 cpac装置の方も、だんだん慣れて来ています。睡眠時間は少ないけど、いびきや無呼吸はなくなりました。 今日は無呼吸症候群の治療のために、月一回定期的に市民病院の耳鼻咽喉科に行く日です。(昨年の8月から)治療といっても、様子を聞いて(いつもと変わりないと答えるとそれで終わり)、鼻の中を2〜3回シュシュとして、口をあーんと空けて終わり、その間約2分と言った所でしょうか?こんなこと、これから死ぬまで続けると考えるとぞっとします。 そもそも、無呼吸症候群には治療法がなくて、CPACという装置(口にマスクをして、無呼吸になると器械が自動的に空気を送る装置)をつけて寝るだけです。2ヶ月に一度くらい、自宅にその業者がパソコンのデータをとりに来ます。それを病院の先生に提出するわけで、私は非常に模範的な患者で、無呼吸の方も良好だそうです。 確かにその装置をつけるといびきもかかないし、無呼吸もほとんどなくなります。ただ、その装置が高価で保険が適用されないのが玉に瑕。そこで、レンタルにして保険を使えるようにするためには、月一回の往診が義務づけられているわけです。この装置をつけ始めた時は、異物感で寝られないことがありましたが、最近では熟睡しています。昔から寝ることは得意だったから(笑)。ただ、いびきと無呼吸が大問題でした。それが解決したのだから、わがままは言えません。いびきははた迷惑、無呼吸は死を招きます。 |