◆寒いね、ドーサン◆

2005.2.26,27

 

 1月にドーサンに会いに行かなかったのは、決しておさぼりしてた訳ではなくて。下旬に高知競馬へ行って、ドーサンの名前でレースの協賛を行ったためだった。「エイシンドーサンメモリアル特別」。ドーサンを応援して下さっていた方、名前くらいは知っている方も、行く末を聞いて安心してくださるのではないかと、そう思ったから。レースの協賛は、1万円かかるけれど、様々な特典もあるし、協賛金の半分は1着の騎手に行くそうなので、生きたお金の使い方として、絶対お得だと思う。メインレースの協賛をした友人は、「恥ずかしい〜」とコンビニで競馬新聞を買ってメインレースの面を見た途端半分死んでました。(爆)

 で、我らはみんな甘いのだ!ということで、ダンナが、ドーサンの撮影のために、ハンディビデオ買ってしまった。まるで子供の運動会を撮りたい親のよう。へそくりはたいたダンナに感謝。また、うちの母も「たまにはお寿司でも買いましょう」と出かけ、ふと通りかかった果物屋に美味しげなりんごが!母、お寿司を諦めて馬たちのためにりんごを買ってしまった・・・。^^;

 

 それと、ドーサンの調教師だった竹内先生と連絡を取ることにした。ドーサンをよくご存知の方にいろいろ相談したいことも増えてきた。かわいいかわいい、だけではダメだ。先月から実感し続けていたことだ。ドーサンの顔色が、コルツに来てすぐは黒ずんでいて、「ストレスのためでは」とお嬢さんが心配なさっていたが、竹内師が「ドーサンは暑さに弱いから、夏になるといつもそうなる」と言われ、お嬢さんも安心なさっておられた。そんなこと一つでも、知っておくと気持ちの持ちようが違う。

 

 ドーサンは元気で、Tさんが2日に1回、根をつめて乗ってくださるので、だいぶ駆け足が出るようになっていた。驚くばかりの進歩だ。むちに対する尻っぱねも小さくなってきた。

「出来れば毎日来ればもっと上達するけど、ちょっとそれも出来んし、でもだいぶ良くなったでしょう。次回来られるときには、低い障害くらいは跳べるようにしたいですね。・・間をあけて乗るとまた元に戻ってしまうので、間をつめて乗らないとね」Tさんには足を向けて寝られない。

 

 今回は、中学時代の友人も一緒に来てくれたので、二人で引き馬をして貰って2周ほど騎乗した。馬房掃除、ブラッシングもしたが、もう冬毛がドバーッと抜けて飛び散る。そういう季節が来たんだな。

 お手入れはまだ怖い。どうしても優しくしようとして力を抜いてタオルで顔を拭いたりするのだが、ドーサンはこそばゆいらしくとても嫌がる。力を入れてゴシゴシこすった方が喜ぶようだ。「お客さん、かゆいところないですかぁー?」って。^^;

 その後、ドーサンは放牧。馬場に入り、無口をくいくい引くと、私の後をついてトコトコ歩き出す。それがまた可愛いので、歌を口ずさみながら一緒に散歩する。散歩をやめると、またボーと他馬の馬房の前で佇んでいるので、ラチ越しに他の馬を放して貰ったら、かけっこをして喧嘩を始め、胸にちょっと傷を作ってしまった。寂しがりのくせに、全くもう・・・。

 初日は、帰ると言うと袖を噛んで引き止めてくれたのに、今回は知らん顔。もういいや、と思って帰りかけて振り向くと、「え?どこ行くの?」という表情でキョトンとしている。

 

 ダンナのビデオ第1作は、編集して竹内師へ。ダンナもお疲れさまでしたぁ〜〜。

 そうして、根気よく付き合ってくれた友人のRちゃんにも感謝、でした^^


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