◆息が白いね、ドーサン◆

2005.11.26,27

 

 徳島へ向かう道は既に晩秋の景色。葉が落ちたあとたわわになった実をつけた柿の木、綺麗な金色の大銀杏にオレンジ色の紅葉・・・・。

 田舎の風景を楽しみながらやってきたクラブコルツ。外からのぞくと何気にどっかで見た馬が・・・・。

 あらら、ドーちゃん・・・。(^^;)乗り運動をして貰いかけたところ、右前足を落鉄してしまって、戻ってきたらしい。洗い場に繋がれながら、じっとこちらを見ている。ドーちゃん、元気?と挨拶をすると、前がきを始める。

 会員のKさんが、りんごを口に放り込んでくださり、満足そう。最近はこのKさんが、ドーサンのことを気にいってよく乗ってくださっているらしい。相変わらずなかなか駆け足が出ないドーサンだが、ドーサンが大好きなT先生が、本当に根気よく、基礎からみっちり教えてくださっているお陰で、一度動くとすごく乗りやすいらしいのだ。そうして、Kさんも乗っているうちに愛着を持ってくださるのか、おやつのりんごを食べさせて、可愛がってくださっている。ありがたいことだ。

 今日はオーナーが馬術大会のため不在で、ドーサンの蹄鉄を打ちなおせる人がいない。ということは、ドーサンへの騎乗は今回はなし。ほっ(いや、嫌だという訳ではなく、私が騎乗すると、私がおやつを持ってきていることを知っているドーサンは、「早く帰ろう、おやつにしようよー」と動くのを嫌がるのだ)。

 ドーサンが出ているうちに馬房掃除。ドーサンはちょっと私に似て肥満気味のように思う。どうもオーナーが可愛がって、夜中に夜食をくださっている様子。それに、ドーサンは最初食がとても細かったため、オーナーの判断で常にカイバ桶には食べ物が入っているようにしてくださってて、食欲が増えにカイバ桶が空になってしまう状態が多くなった。すると桶を覗き込み、次に地面に何か落ちてないか探し、こちらの姿を見つけると前がきして「食い物くれー。」

 食欲の秋でいいんだけどね・・・・。(^^;)

 ぼちぼち、ドーサンも馬着を着る季節になりました。

 ドーサンは今日、少なくとも5個以上のりんごを貰っていた。幸せ者だ。

 私のハハを見ると前がきし、私が近づくとガブってきてじゃれる。

 27日は、ドーサンはポニーのフローネと共に放牧して貰った。フローネが前を行き、その後ろをついてまわるドーサンはまるで・・・。(滝汗)

 今日もりんごを4個は食べたよね。大根も食べたよね。さつまいものつるも・・。本当、馬っていろんなもの食べます。

 砂浴びして、走り回って、幸せそうなドーサン。遊び疲れるとフローネと二人、馬場の入り口に戻ってきて、「ねー、疲れたよ、中入れてよー」とちょこんと待っている。

 また、ドーサンが洗い場に繋がれているときに、そこから正面にいる犬におやつをやり戻ると、どうもドーサン、怒っている様子。珍しい。

 「おかんは、ボクに会いにきたんでしょー?」という雰囲気。そしておもむろに前がき。仕方なくりんごを切って他の馬に見えないようにして、コッソリと食べさせる。

 また今回、オーナーさんのほうに、インフルエンザと日本脳炎の予防接種を依頼した。

 おかんはドーちゃんに会いにいってるんだよ。だからいつも元気な顔見せてよ。

 大好きだよ、ドーサン。

 


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